見出し画像

私の偏愛おやつキロク|第1回 お菓子の包み

小腹が空いた時につい手が伸びるおせんべい、ゆっくりとお茶と一緒にたのしみたい焼き菓子、おうちで映画を見る時には欠かせないスナック菓子。

普段食べるおやつも
とっておきの日に開けたくなるようなおやつも
同じように愛している。


わたしの生活の必需品はおやつだ。


見ると心がコトリと動いて、食べると元気をもらえる。無くても生きていけるけど、あると生活に彩りが増える。


安まるときも、悲しみに暮れるときも
いつだって私の側にはおやつがあった。


おやつを愛してやまない私が、偏愛的におやつのあれこれを語る #私の偏愛おやつキロクを不定期更新ではじめてみることにしました。

初回はお菓子の包みについてのおはなし。



お菓子の包み|#私の偏愛おやつキロク


衛生的な観点からはもちろん、美的観点重視でされることもあるおやつの包み。

包み方はおやつや店によって様々だ。言うまでもなく私はおやつの包みに強い関心を寄せているのだが、今回は今まで出会った中でも印象に残ったものをコレクション的に紹介しようと思う。




京都の焼き菓子屋さんNowhereman
マドレーヌの包装には詩が書かれたシールが貼られている。


東京の焼き菓子屋さんnecoya BAKESTAND
紅白模様の細紐にスケルトンパッケージングされているねこちゃんクッキー。


京都の和菓子屋さん亀屋良長
食パンのイラストの真ん中が切り抜かれていてスライスようかんがのぞけるデザイン。
東京の洋菓子屋さんペシェ・ミニヨン-レダ-(閉店)
ハチ公の顔型に切り抜かれたショップバッグと
持ち手にはシールが手書き感のあるイラストが愛らしい。
東京のビーントゥーバーチョコレート専門店Minimal
風に吹かれる桜のイラストの掛け紙。
洋菓子屋さんアトリエうかいのふきよせ(さくら)
和紙に青空と桜のコントラストが目を引くデザイン。
京都の飴専門店Crochet(京あめ)
追加料金にはなるが化粧小箱に入れることもできる
小さいシャーレに入った飴は眺めたくなるうつくしさ。
PRESS BUTTER SAND(檸檬)
デザインの配置、配色センスがツボに刺さったパッケージ。
和菓子屋さん菓匠 清閑院(りんどうの花)
季節によってお花の種類が変わる
包みを開けると花が開いたようなデザインになって
それもまたきれい。
チョコレート菓子屋さんルルメリー
ルルメリーのお菓子は一貫して
パッケージデザインが洗練されている
手のひらサイズの小箱が多く
とっておきたくなるような可愛さ。
京都の和菓子屋さんUchu WAGASHI(チャイの落雁)
ひとつずつ包装紙に包まれた様子がなんともかわいい。
チョコレート専門店のLITTLE MOTHERHOUSE(はくぎん)
色味はそのままに今は違う味の組み合わせになっている
冬季限定販売のスノーサンド
版画家大谷さんが手掛けた絵が印刷されたパッケージがすてきで食べ終わった後も飾っている。
パン屋さんのジュウニブンベーカリー(風船パンとショコラオレ)
厳密に言うとおやつではなくパンだが
菓子パンということで許容してほしい
紙風船を思わせるような紙包みと
お店のロゴが印字された紙テープがかわいい
大阪の和菓子屋さんの花かんざし(どらやきの皮だけ)
クラフト紙の合間から積み重ねられたどらやきの皮がチラ見えするスタイル
東京の洋菓子屋さんのアルカション(カヌレ)
袋に付けられたイラストカードが目を引く
同店のデュネットというお菓子
手のひらサイズの小箱に入っている
同封されている説明書きはアンティークの地図のよう。
三重県の菓子屋さんnimetique(クリスマス菓子の詰め合わせ)
お菓子の造形、菓子のおいしさはもちろん
包装のこだわりようがすごい。
東京の洋菓子屋さんオーメルベイユドゥフレッド(看板商品のメレンゲ菓子専用ボックス)
商品紹介の紙もとっておきたくなる可愛さ。
開けるとこんな感じに。お菓子専用の小箱ってなんでこんなに可愛いんだろう
東京のイタリア菓子のお店ステファノアンナ(クッキー詰め合わせ)
包装紙とリボンはイタリアを感じられるような
ベストマッチな組み合わせ
クッキーは紙トレーにのせられている。私的にはここも何気にときめきポイント
東京のパン屋さんイエンセン
ケーキを買ったら掛け紙に赤リボンをしてくださった
東京のケーキ屋さんグレース
印刷だったかシールだったかは覚えていないのですが
白い箱に青のコントラストが可憐な装い
東京の和菓子屋さんHIGASHIYA(饅頭)
この奥が透けるような薄い白紙も好みなのですが
この中には饅頭が包まれていると思うと愛おしさが増す
和菓子屋さん仙太郎(水無月)
同じくこちらも紙包みでの手渡しが多い
中には購入したお菓子の言われなどが書かれた紙ものが入っていてこちらもうれしい気遣い
東京の洋菓子屋さんタカセ(ミックスクッキー)
ミチミチに詰められた色とりどりのクッキーに
ときめきが止まらない
クッキー缶も特別感があっていいけど
個人的にはこの筒タイプの詰め合わせも好き
シロップブランドのcalm(コーディアルシロップとチョコケーキ)普段は通販メインで活動しているブランドだが
この時はpopupで購入することができた
紙袋にはドライのラベンダーのうれしいサプライズ付き
大阪にある最中とお茶のお店実と美
紙モノパッケージと金色クリップの組み合わせが好みに刺さる
北海道のお菓子屋さん六花亭
言わずとも知れた有名店だけど
大好きで何度もリピートしている
詰め合わせ方もお菓子のパッケージも箱も
六花亭の世界観が際立っていて好きだ
催事で購入した時の紙袋
通販で頼んだ時にダンボールを開けたら
この箱にお菓子が詰められていて
こんなところまでぬかりないの……?と
ときめき過多で倒れそうだった
自分へはもちろん大切な人へ贈りものとして渡したくなる
六花亭の草花の絵は画家の坂本直行さんによるもの
先ほどと同じく通販で届いた菓子が詰められていたもの
可憐な菓子箱だ
レーズンバターサンドブランドのNO RAISIN SANDWICH(くるみコーヒー)
箱のデザインもさることながら
菓子のイメージカラーで都度色を変えている
ツルツル生地のおリボンが最高な仕上げを見せている
フードストアあおき(クロワッサンアソート)
今回の趣旨とは少し違うものの、かなり好みの見せ方だったので掲載したい。簡素になりがちな惣菜用クリアパッケージだが、中身がクロワッサンなだけあって見えてかわいいのと、中央に貼られたシールテープはラッピングでいうリボンの役割を果たしていてとても目を引いた。
伊勢名物の赤福
お菓子の包み(紙モノ)を語るのなら
避けては通れないと思っている。
最初の包装紙を剥がしてから本体(お餅)に辿り着くまで
いくつもの紙を見て触ることになるだろう。
あと余談ですがお菓子用の小さい木べらってなんでこんなに胸をくすぐられるんでしょうね。
鹿児島県の和菓子屋さん明石屋(さくらさくら)
紙包みを経て見える桜の花がなんとも奥ゆかしい
先ほども紹介した東京都の洋菓子屋さんアルカション
クッキー類のパッケージデザインが秀逸(ゴールドのお店ロゴがチェック柄に見える)
和菓子屋さん鈴懸(どら焼きと最中)
お菓子の小箱が好きすぎるシリーズ
手のひらにすっぽり収まるサイズの
どら焼き×2と最中×2が入っている
東京の焼き菓子屋さんkinonedo(ラズベリージャムサンド)
オーガンジーのリボンを選ぶところにお店の方のセンスを感じる
京都の和菓子屋さん塩路軒(月夜)
白紙パッケージに銀インクの文字、お菓子が見える小窓
見せ方のデザインが上手すぎる
東京のカヌレ専門店谷中銀座カヌレパパン(ミニサイズのカヌレの詰め合わせ)
つまめるサイズのカヌレが小窓から見えるのかわいいが過ぎる
東京の洋菓子屋さんNeue(かぼちゃのバスクチーズケーキ)
お菓子が見える小窓付きの袋を採用しているお菓子屋さんは数は多くないんだけど出会えるとちょっとうれしい。要冷蔵のものはきちんと冷蔵庫で保管するけど焼き菓子ならば机の上に置いてしばらく眺めるのが購入後のルーティン。




お菓子はおいしくってなんぼだけど、お菓子の装いも同じくらい注目してしまう。どちらが優れているとかではなく、同じクッキーでも箱に入るのと袋に雑多に入るのとじゃ与える印象だってちがう。


思わず手に取ってみたくなったり、買った後や食べた後も眺めて楽しめるような、おやつを輝かせる魔法がお菓子の包みにはあるのだ。

この記事が参加している募集

このデザインが好き

いただいたサポートは、大好きな街京都に再訪できるよう京都資金として貯えさせていただきます。その際はぜひ京都来訪noteを執筆したいと思います!