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【無料版・第1回】EGSA ONLINE vol.1『リンダ・ノックリン「なぜ女性の大芸術家は現われないのか?」解説』


リンダ・ノックリンはアメリカの美術史研究家ですが、「なぜ女性の大芸術家は現われないのか?」(Nochlin, Linda ”Why have there been no great women artists?” ART News, January)は1971年に発表されたもので、アートにおけるフェミニズムやジェンダーの問題をはじめに指摘した記念碑的論文です。

本論文は第二波フェミニズムに影響を受けて書かれた論文ですが、ノックリンの新しさはフェミニズムに影響を受けたうえで、そこからさらなる問いを展開したことです。フェミニズムに影響を受けた研究は、最初は歴史のなかで埋もれた女性の偉人たちの掘り起こしが中心となります。

しかしノックリンはまずアートという領域において女性は「いなかったあるいはとても少なかった」ということ自体をいったん認め、なぜそうなってしまったのかということ自体を問いました。つまりアート界の「構造問題」に言及しているというわけです。

本論文は松尾和子氏の翻訳により1976年5月の『美術手帖』に掲載されていますが気軽に見ることが難しいので、ぜひ吉良智子さんの解説をお聞きになってください。

【吉良智子さんプロフィール】
1974年東京都生まれ。2010年千葉大学大学院修了(博士(文学))。 神奈川県立近代美術館非常勤学芸員などを経て、現在日本女子大学学術研究員。 著書に『戦争と女性画家 もうひとつの「近代」美術』(ブリュッケ、2013年)、『女性画家たちの戦争』(平凡社新書、2015年)。『戦争と女性画家』において女性史青山なを賞受賞。 専門は近代日本美術史、ジェンダー史、表象文化論。

解説動画は1回10分~15分程度×5回にわけたものとなっており、ひとつめのみ無料で公開しております。第2回より、視聴料をお支払いただいた方にのみご覧いただけます。

視聴料 学生 1,000円  一般 3,000円

*視聴前に「利用規約」をお読みになってください。

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『リンダ・ノックリン「なぜ女性の大芸術家は現われないのか?」解説』第1回






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