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強制寄付

トンガは太平洋に浮かぶ小さな島々で出来ています

なので、物品のほとんどが輸入品

そのため、物価がめちゃ高いんです


ティッシュ買うにしても
ラップ買うにしても
おもちゃだって、髪のゴムだって、
ぜーんぶ輸入品

ダイソーで買えるウエットティッシュだって
こっちでは400円くらいしちゃうよ


だからなるべく無駄遣いせず
普段から節約に気をつけているわけ


でもね

こんなに全部物価が高けりゃ
そりゃートンガの人には買えないものも多いし
何かやろうとすると資金が必要になるよね


例えば
クラブチームの祝賀会とか勝利祝いとか
お金無くたってやっぱやりたいじゃん



そーゆーときは
押し売りして資金稼ぎしますw





どーゆーことかって?






先週、町の子供バスケットチームから
「庭の掃除をさせて欲しい」
と大人数でうちに来ました

うち、、、ゴミ無いよ?!

って答えたら、
じゃーうちの周りのゴミ拾いをさせて!と

いや、それも私がやってるからゴミ無いよ


なに?どうゆうことなの?と聞いたら、
100パアンガ(5000円)欲しいから
何かやらせてとのこと

結局お金だけ渡して、
次の家へと移動していきました。笑


そう、これが資金集めなんですね


ほかにも
「Car wash」と書かれた段ボールを
子供達が持って道路に立ってるのを見ました

本当に洗車するわけではなくて
お金を置いてってーってことみたい

いわゆる寄付だね






今日も、違う街に出かけてた時に
知り合いが車をトントンと叩いてきて
旦那が窓を開けたら

なにやら話した後に30パアンガ(1500円)
渡してました

そして代わりにパー券10枚を渡された旦那

何なのか聞いたら
これも資金集めの一種だとのこと







トンガ人は断れないのかな?

うちはいらないよ〜
って言えないって旦那は言ってた






そう、強制的に寄付させられるんです




トンガの代表的なダンス、タオルンガもそう

踊り子はココナッツオイルを体に塗って踊っていて
観客はその体にお金をペタペタくっつけていきます



学校や町で
よくタオルンガをやるんだけど
自分の子供が出たら
親は50パアンガ、100パアンガの札を
たーーーくさん我が子にペタペタして祝うよ

親じゃなくても、親戚や近しい人は
お金ペタペタしないと恥ずかしいみたい


そしてそのお金は全部寄付となります




物価が高くて
収入が少ないことから
こうゆうことが起こってる気がする

クラブチームは会費を集めてない
いわゆる無料で出来るスポーツクラブ

お金取ったら誰も参加できないからね
無料でやるしかないの

でも何かやるにはお金必要だから
こうゆうことになる


これが、

文化



なんだよね

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