亜蘭了

元新聞記者の雑記ライター。得意分野は映画、アニメ、漫画。関西企業家列伝、黒田官兵衛、生…

亜蘭了

元新聞記者の雑記ライター。得意分野は映画、アニメ、漫画。関西企業家列伝、黒田官兵衛、生賴範義。つれづれなるままに書きつづります。

最近の記事

トロッコ日記 3 研修なるもの 2

 前回からまたまた更新をサボっていたズボラなトロッコの私。東京で開催されたメディアグループ全体の新入社員研修を終えた後からの続きです。  某新聞社の大阪本社で、いよいよ配属先の各局に分かれての研修となりました。私が所属する編集局では各部の仕事を部長から座学で学ぶだけでなく、先輩記者の根回しによって取材先の現場を体験できる機会がありました。例えば経済部の研修では大阪・北浜の証券取引所を見学。お調子者のワタシはその際、取引所の外壁の前でこっそり持参したサングラスをかけてポーズを取

    • トロッコ日記2 研修なるもの 1 

       さて、晴れてメディアグループの某新聞社の大阪本社で記者(汽車)には程遠いトロッコとして、一歩を踏み出したワタシ。最初は一般の企業と同じく、新入社員らが参加する研修に放り込まれました。総務局の人事担当者が世話係となって、全ての新入社員が合同で編集局(取材記者やカメラマン、紙面レイアウト担当、校閲担当など)、営業局(主に紙面広告を担当)、販売局(新聞販売店の担当)、制作局(紙面印刷の担当)、事業局(主催イベントなどを担当)といった各部局のお仕事について順に、お偉いさんからの説明

      • トロッコ日記 1  就活廻戦

         さて、あまりにズボラが過ぎて、プロローグから一年あまり、このブログを放置してしまっていたワタシ。ぼちぼちと再開していければと思っていますが、まずは入社の経緯あたりを振り返ってみましょうか。  ときは1980年代後半、ちょうど昭和も終わりかけの頃の夏。大学4年生のワタシは就活まっただ中で、当時花形業種だったマスコミの世界に憧れ、新聞社やテレビ局の入社試験を受けまくっていました。とはいえ、少年時代のワタシは実は、今やドラマ「相棒」の杉下右京役ですっかりおなじみの水谷豊が若き頃に

        • トロッコ日記―プロローグ―

           私はトロッコ。記者(汽車)に及ばぬトロッコ。  トロッコといっても令和時代の若者たちには通じないかもしれないので説明すると、手元の辞書では「トラック(truck)のなまり。土木工事用の運搬手押し車で、軽便レールの上を走る四輪台車。トロ。」と書いてある。  文字で読むと、よけいに小難しくなるが、ビジュアル的に分かりやすいのは、あのジョージ・ルーカス製作、スティーブン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演の人気冒険映画シリーズの第2作「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」で、

        トロッコ日記 3 研修なるもの 2