その体の不調…炎症が原因!?最高の体調

みなさん、どうもお久しぶりです。
繁忙期がやってきてしばらく更新できておりませんでしたが、本だけは少しずつでも読んでいたので、読書感想文をしたいと思います。

今回読んだのは「最高の体調 Active Health」という本を読みました。
前にも紹介した(と思う)「やばい集中力」と同じ鈴木裕氏が著者の本ですね。

この本は、現代の人なら経験しているかもしれない「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れないのよね」とか「なんとなく体が重い…」といった症状の根本原因を探り、解決策をエビデンスを基に紹介していくことがコンセプトの本です。

この本のざっくりした内容を3行にまとめると
・なぞの不調は○○が原因!
・現代のシステムは人間の進化とミスマッチ!?狩猟採集民像との違い
・最高のコンディションを整えるのならこうしろ!
という内容になります。

昨今はChat-GPTの登場でAIがいよいよ日常生活にも本格的に取り入れられていますね。1990年代には一般家庭にもパソコンが普及し、2000年から2010年代にはインターネットが急速に進化、スマートフォンの登場もあり、世の中はどんどん便利になり、暮らしやすい世の中が形成されているように思います。
しかしストレスは増す一方になっているのはなぜなのでしょうか。
これを解明するために本書で紹介されているのが「進化医学」という考え方です。
まあ細かいことは省きますが、重要なのは進化医学によれば今の世の中は、人間の進化の過程で作り上げられた脳や体の機能とはマッチしていないというものです。なんとも皮肉なものですね、、、
ちなみに元をたどっていくと人間の進化と文明の進化のミスマッチが始まったのは農耕社会になり始めてからだそうです。
「え?農耕社会が始まったのってかなり前じゃん。」と思うかもしれませんが、人間が狩猟採集民として獲物を追いかけていた時代は数百万年前です。
ほかの本でも紹介されていますが、人間の体や脳の機能は狩猟採集民族と何も変わっていないそうです。
現代と人間の機能のミスマッチを少し紹介すると

・人間は本来動き続ける生き物→現代は座る時間の方が長い
・「不安」という機能は本来アラートとしての機能を有する。→将来に対するぼんやりとした不安によってアラートは誤作動を起こしている。

が挙げられます。
2つ目の将来に対するぼんやりとして不安はみなさんも確かにと思うのではないでしょうか。
「昨今のAIの登場で、AIが人間の仕事を代替するとメディアが煽るおかげでAIによって自分の仕事が奪われるのではないかと不安だ…」これも将来に対するぼんやりとした不安の典型例といえると思います。
ちなみにこの「将来」と「過去」という時間の概念が生まれたのも農耕社会になってからといわれています。狩猟採集民族時代はそもそも「今」が連続して動いている状態としか考えられていませんでしたし、古代の暮らしを今でも続けている原住民族も同様の考えをもっています。

しかし現代の世の中に生まれた以上、現代のシステムに従っていかなければなりません。
そこでの解決策を本書の後半あたりから紹介されています。
食べ物、価値観、睡眠、マインドセットなど、、、いろいろなものが紹介されていますが、詳しく知りたい方は本書をどうぞ()

kindleUnlimitedの対象なので登録している方は無料で読めます。その他Audibleでも聞けたと思います。

ではまた会いましょう。

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