風車
風車 (カザグルマ)
日本には室町時代に中国から渡ったとされる。
クレマチス属の分類は、周囲の弁数で名称が
変わる。一般に針金みたいに強固な蔓(ツル)
をもつ事から『鉄線』(テッセン)の名が付く
ものであるがその名で呼ばれるものは実は弁数
六枚のものを指してテッセンと呼ぶ。そして、
弁数八枚のものを『風車』(カザグルマ)と
呼ぶのである。風車は折紙の組合せで作る際に
四枚羽か八枚羽等、4の倍数での構成となる。
これで覚えてクレマチスを種別に観察する事で
楽しみ方が増えるものと思う。
もうひとつクレマチスの秘密がある。一般的に
我々が花弁だと思っているものは実は全てが萼
(ガク)となる。花のセンター部に密集してる
オシベの周囲を取り囲むものが花糸と呼ばれる
糸菊の様に花弁にあたる部分である。
クレマチスには、和の要素、洋の要素の両方を
その形と色彩で兼ね備えてる素敵な花である。
下の三枚の写真を確認して、おさらいをしよう。
そう、大きな八片の萼の中央部にある白い糸状の
部分がオシベである。その周辺の紫色の糸状部が
風車や鉄線を含めたクレマチスの花となる。この
花のディテールが明確に認識できたらまた好きに
なるかも知れない。
和名 風車 (カザグルマ)
洋名 カザグルマ (KAZAGURUMA)
学名 クレマチス パテンス
(CLEMATIS PATENS)
分類 キンポウゲ目、キンポウゲ科、
センニンソウ属、カザグルマ種
種類 落葉性蔓性多年草
草丈 20〜30cm
開花 4〜10月
花色 紫、藤、桃、白、
花径 70〜120mm
原産 中国
渡来 室町時代
分布 本州、四国、九州
言葉 美しい
たくらみ
高潔
心の美
精神的な美しさ
旅人の喜び
縛り付ける
撮影 長居公園
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