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沖縄夾竹桃


沖縄夾竹桃 (オキヤワキョウチクトウ)


リンドウ目、キョウチクトウ科、ミフクラギ属


沖縄諸島、そして奄美大島にて出会った樹木。
とても大樹であり、エリアによってはこの樹木
のみが群生している場面もよく見られる。

葉が形よく配列され、マンゴーのよりは小さめ
の実が目にとまる。


これは見た目の健全そうな外観と違い猛毒植物で
この植物の実、そして葉で過去に子供達が事故に
あっている。


猛毒植物の夾竹桃(キョウチクトウ)の仲間で
この植物の葉を取ってはいけないとされている。


そこから流れた乳白液は触れただけで皮膚は腫れ
そしてその手で目を擦ると目が腫れ上がる事から
沖縄ではミーフックワァーと目膨木(ミフクラギ)
の名の原名となる名称で呼ばれているもの。


マンゴーの実と酷似してる事から間違えて食す
と下痢、嘔吐、不整脈、眩暈、心臓麻痺、昏睡、
致死に至るとされる。


ここは私の推測であるが、本土にもある一般の
夾竹桃も猛毒であり、これの植ってる土壌その
ものにも毒が浸透する。そのせいか、夾竹桃の
根元周辺に入ると下草などが極端にない。これ
も毒性の強さで土壌支配し、葉も虫が食わない
からとあちこち植わる。池のほとりに夾竹桃を
植えてはいけないとの理由は、土壌のみならず
池の水まで毒が浸透し魚が死に絶えるからだと
されている。だから土壌を毒で支配し他の植物
を寄せ付けず群生するのかも知れない。


沖縄ではこの毒を使って魚を獲る漁法があった
が今では安全性と環境配慮から禁止されている。


和名 目膨木 (ミフクラギ)
   沖縄夾竹桃 (オキナワキョウチクトウ)
洋名 シー マンゴー (SEA MANGO)
学名 サーベラ マンガス
   (CERBERA MANGHAS)
分類 リンドウ目、キョウチクトウ科、
   ミフクラギ属
種類 常緑低木
   猛毒植物
草丈 8〜12m
開花 夏〜秋
花色 白
原産 日本 (琉球地方)
言葉 危険、用心
撮影 奄美大島



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