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# 植物図鑑 『実種編』

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この実、何の実、気になる実 実、種、の調査リポートです。
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#楓

濃紫紅葉

濃紫紅葉

濃紫紅葉 (ノムラモミジ)

新芽から落葉まで、その葉色が赤紫系の色
である事からその名がついたものである。

漢字そのものは『濃紫』と書いて『ノムラ』
と呼ばれていたものだったのだそうである。
昨今では『野村』の漢字表記でも流通するが
この名では何に由来するのかがぼやけるので
タイトルは『濃紫紅葉』にした。

樹木そのものの個体差もあり、赤紫色が微妙
に変化している様を一年中楽しめるのもこの

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カエデ

カエデ

楓 (カエデ)

ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属の落葉樹

楓の葉が青々としている中、花が実を結んで
赤く染まる。にしてもここまでも赤かったと
記憶していない。

調べると普通のイロハモミジとなる。

楓は秋に葉を真っ赤に染めあげる訳であるが
これは秋になって、葉の中のクロロフィルが
分解されると同時にアントシアニンが生成を
される事によるもので、紫外線と葉の内部に
含まれる糖分により赤くなると

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台湾楓

台湾楓

台湾楓 (タイワンフウ)

ユキノシタ目、フウ科、フウ属の落葉高木

かなり高くまで成長する樹木であり原産国
の台湾では、60m迄の高さに迄もなる。

漢字では、楓と表記するも、訓読みすると
一般に知られる『カエデ』の樹木の事となり
音読みだとこの『フウ』という樹木となる。
こういうのがちょっとややこしい。

広葉樹だと、大きく横に広がるものが多い中
このフウの樹木は高く伸びる性質が優先され
ほっ

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楓

楓 (カエデ)

ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属の落葉樹

これは一般に、伊呂波紅葉 (イロハモミジ)
と呼ばれるもので、その理由は人の手に似て
いる事に由来しており、昔の人が数を数える
時に指を折りながら『いろはにほへと…』と
数えたからの名称である。

では、この『カエデ』という名はどこからの
ものかというと、蛙の手(前足)に似ている
からで、蛙手が語源になる。

なんて、昔の人達が自然のも

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伊呂波紅葉

伊呂波紅葉

伊呂波紅葉 (イロハモミジ)

ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属の樹木。

春の季節には若葉が青々として美しく
夏の暑い季節は葉が心地よい木陰を作り
秋には華やいだ紅色に染まる葉を見せて
季節ごとにモミジの葉は我々にとり
素敵な恩恵を与えてくれる

ここで疑問となるのだが、名称には何故に
伊呂波紅葉(イロハモミジ)の名がつくのか
であるが、これはこの葉のカタチから来てて
人の手のカタチの葉から指折

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