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# 植物図鑑 『葉姿編』

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葉姿の美しさにスポットを当てカテゴライズしています。
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#紅葉

紅羽衣

紅羽衣

紅羽衣 (ベニハゴロモ)

ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属

ベニハゴロモは、日本原産の楓(カエデ)の
品種のひとつであり、その美しい紅葉と独特
の葉形が特徴的で、江戸時代より珍重されて
きたものとなる。

その特徴のひとつはこれの葉の形であるが、
その葉は切れ込みが深く、羽のような繊細な
で優雅な形状をしている事に因み『羽衣』と
付いている。

この品種は、年中紅葉のタイプのものであり
濃紫楓

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濃紫紅葉

濃紫紅葉

濃紫紅葉 (ノムラモミジ)

新芽から落葉まで、その葉色が赤紫系の色
である事からその名がついたものである。

漢字そのものは『濃紫』と書いて『ノムラ』
と呼ばれていたものだったのだそうである。
昨今では『野村』の漢字表記でも流通するが
この名では何に由来するのかがぼやけるので
タイトルは『濃紫紅葉』にした。

樹木そのものの個体差もあり、赤紫色が微妙
に変化している様を一年中楽しめるのもこの

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イロハモミジ

イロハモミジ

イロハモミジ

分類 ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属

当たり前にどこにも植えられている人気の
樹木であるイロハモミジ。

新緑の初夏の時期に緑が際立ち、秋も紅葉
で楽しませてくれる。

何気にこの樹木を眺めていたら、その葉は
風の抵抗を極力逃がす構造になっている事
を確認した。

和名 伊呂波紅葉 (イロハモミジ)
   小葉紅葉 (コバモミジ)
   紅葉 (モミジ)
   高雄楓 (タカオ

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楡

楡 (ニレ)

バラ目、ニレ科、ニレ属の広葉樹。地域に
よっては常緑樹だが、寒い冬が来る大阪の
地では落葉樹となる。

バラ目だと納得させる葉のフォルム、それが
今は秋色に染まって、クッキーみたいな色。

樹高は成長すれば40m程にまで成長するが
昔の人は葡萄(ブドウ)の副木としてこれを
植え、人の背丈を越すと幹を切ってやる。
そうするとニレの樹木は横へ枝を伸ばす性質
を持っているので、葡萄の収穫

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鈴聲山 真正極楽寺

鈴聲山 真正極楽寺

鈴聲山 真正極楽寺
(レイショウザン シンショウゴクラクジ)

一般には、真如堂 (シンニョドウ)の名で
親しまれているお寺となる。

以前も舌出し狛犬をこのNOTEで紹介したが
可愛くお出迎えをしてくれた。

兎で有名な岡崎神社の左横の坂道に入って
てくてく歩くと黒谷であり、金戒光明寺を
抜けた直ぐ先に現れるのが真如堂である。

ここは他の有名な紅葉スポットとは違って
人がとても少ない。と思って

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紅葉 + 藤

紅葉 + 藤

葉材 紅葉 + 藤 

撮影 京都、東山、五大堂同聚院

日時 2023年11月24日

縮麺楓

縮麺楓

縮緬楓 (チリメンカエデ)
細葉紅葉 (ホソバモミジ)

その葉先が細く尖り、裂片には細かい鋸歯が
現れる枝垂系の紅葉の品種となる。

園芸品種としてその葉を楽しむ為に、庭園や
寺社などにも植えられる鑑賞価値の高い紅葉
と言える逸品となる。

この写真は二年ほど前に京都のお寺の中にて
ひっそり紅葉しているものを撮影したもの。

和名 縮緬楓 (チリメンカエデ)
   細葉紅葉 (ホソバモミジ)

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伊呂波紅葉

伊呂波紅葉

伊呂波紅葉 (イロハモミジ)

ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属の樹木。

春の季節には若葉が青々として美しく
夏の暑い季節は葉が心地よい木陰を作り
秋には華やいだ紅色に染まる葉を見せて
季節ごとにモミジの葉は我々にとり
素敵な恩恵を与えてくれる

ここで疑問となるのだが、名称には何故に
伊呂波紅葉(イロハモミジ)の名がつくのか
であるが、これはこの葉のカタチから来てて
人の手のカタチの葉から指折

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