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#六甲高山植物園
蕾を『お包み』状にして守る紫陽花とは?
紫陽花(アジサイ)、これらの開花時期は8月
半ば過ぎの今はとっくのとうに終わっている
ものだが、他品種と開花時期を大きくずらし
咲くものがある。それも蕾の全体がベールで
包み込まれているという、他のアジサイでは
見られない珍しい特徴をもっている。
玉紫陽花(タマアジサイ)
その名の由来となるのは、開花前のツボミが
玉状のベールで、固く包み込んでいるその姿
によるもの。他のアジサイが咲き誇る時期
VENUS FLY TRAP
ビーナスフライトラップ
(VENUS FLY TRAP)
ナデシコ目、モウセンゴケ科、ハエトリグサ属
食虫植物でも最も人気の高い、ハエトリグサ。
その捕虫トラップ起動が視認できる点が人気の
源となる。
二枚貝の形をしたその葉の内面には感覚毛が
三本生えており、中に侵入した虫が起動部に
二度触れる事で瞬時に二枚の葉は閉じていく。
このトラップの恐るべきは、ビーナスの睫毛
と呼ばれる長い部分
アリマウマノスズクサ
有馬馬ノ鈴草
(アリマウマノスズクサ)
コショウ目、ウマノスズクサ科、ウマノスズクサ属
以前も記事に書いた植物だが、牧野富太郎博士の
チームで発見し、ネーミングをされた事で有名に
なった植物である。
このアリマウマノスズクサは、アリストロキアと
呼ばれる植物群に分類されるもので、特殊な性質
を持つものである。
花の写真を載せているが、一見すると不気味系で
妖怪じみた外観をもつ花姿である。
キイジョウロウホトトギス
紀伊上臈杜鵑草
(キイジョウロウホトトギス)
ユリ目、ユリ科、ホトトギス属
この植物は急勾配の傾斜地や崖などに於いて
真価を発揮する植物となる。
長く伸びたその茎を咥え込む様に葉が生えて
また花も沢山が茎に吊り下がる。
『山里の貴婦人』の名で呼ばれるこの植物は
花の季節は当たり前に美しいのだが、葉姿も
独特の美しさがある。
和名 紀伊上臈杜鵑草
(キイジョウロウホトトギス)
学名
MAGNOLIA OBOVATA
マグノリア オボヴァタ
(MAGNOLIA OBOVATA)
和名は、朴ノ木 (ホオノキ)
モクレン目、モクレン科、モクレン属の高木。
日本に自生する樹木の中で、15〜20cm
もの直径の花を咲かせるのがこのホオノキ。
ここでの掲載は三度目となる。
今回の主役は、その巨大な葉っぱとなる。
高所でこの葉により遮られて下へこぼれる
光は優しいものへと姿を変えている。
その葉が与えてくれる色は
WINGED SPINDLE TREE
ウイングド スピンドル ツリー
(WINGED SPINDLE TREE)
ニシキギ目、ニシキギ科、ニシキギ属
つまり、錦木(ニシキギ)である。
洋名の『ウイングド スピンドル ツリー』とは
『ウィングド = 翼のついた』を意味しており
『スピンドル = 回転軸や芯棒』となっていて
『ツリー』はご存知の通り。
枝の全てににこの羽状の付属物が付いているのが
この『ニシキギ』の特徴である。この樹
JAPANESE BIG LEAF MAGNOLIA
ジャパニーズ ビッグ リーフ マグノリア
(JAPANESE BIG LEAF MAGNOLIA)
和名は、朴ノ木 (ホオノキ)
モクレン目、モクレン科、モクレン属の高木。
日本に自生する樹木の中で、最も大きな花を
咲かせるのがこのホオノキである。
ここでの掲載は二度目となる。
既に立派な花の季節は終って、今シーズンは
この樹木にIPHONEを向ける機会もないなと
思っていた。前回の服部緑