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# 植物図鑑 『有毒編』

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身の回りにある植物の有毒情報を紹介
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2023年6月の記事一覧

COMPASS PLANT

COMPASS PLANT

コンパスプラント (COMPASS PLANT)

和名では、棘萵苣 (トゲチシャ)となる。

キク科、アキノノゲシ属の一年生、ないし
二年生の植物で、原産はヨーロッパである。

日本国内には2010年辺りから急激に範囲
拡大をしている植物である。葉や茎には棘が
あり、何故か交通量の多い道路で勢力を奮う
様子が見られる。この植物にはアレロパシー
能力が備わってて、周りの植物の成長の妨げ
となる物質

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沖縄夾竹桃 一般の夾竹桃の更に上回る有毒植物

沖縄夾竹桃 一般の夾竹桃の更に上回る有毒植物

沖縄夾竹桃 (オキヤワキョウチクトウ)

リンドウ目、キョウチクトウ科、ミフクラギ属

沖縄諸島、そして奄美大島にて出会った樹木。
とても大樹であり、エリアによってはこの樹木
のみが群生している場面もよく見られる。

葉が形よく配列され、マンゴーのよりは小さめ
の実が目にとまる。

これは見た目の健全そうな外観と違い猛毒植物で
この植物の実、そして葉で過去に子供達が事故に
あっている。

猛毒植物

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SPATHIPHYLLUM

SPATHIPHYLLUM

スパティフィラム (SPATHIPHYLLUM)

サトイモ科、スパティフィラム属の多年生の
植物である。

ピースリリィ (PEACE LILY)、平和のユリの
別名を持つ植物で、白い仏炎苞の姿から人気の
高いものである。国や地域によっては先祖向け
仏花や葬儀用の花として使用されるものであり
グローバルな知人の新居祝いなどの贈り物には
向かない植物である。日本人同士ならちゃんと
断りを入れれば問

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POKE WEED

POKE WEED

ポーク ウィード (POKE WEED)

ナデシコ目、ヤマゴボウ科の多年生の植物。

花の中にあるのは、まるでパンプキン。
可愛い花たちがメルヘンチックで面白い。

洋名となっているポークウィード、
ポークは、アメリカ先住民が使っていた
PUCCOONが由来、意味は「染める」

もうひとつの洋名は、インクベリー。
これも染める為に利用されていた事から
ついた名称で、昔にはワインやお菓子を
これで

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CEPHALANTHUS

CEPHALANTHUS

セファランサス (CEPHALANTHUS)

リンドウ目、アカネ科、ヤマタマガサ属の
植物となる。

原産である北米では養蜂家の蜜源植物とし
育成されている植物のひとつ。

球状に花をつける為に、チョウ、ミツバチ、
ハチドリがこの花の蜜を求め周りを飛び交う。

ムーンライトファンタジー
(MOON LIGHT FANTASY)
日本国内ではこの名を持つ園芸品種が流通。
庭木、鉢植、盆栽、寄植など

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ISOTOMA

ISOTOMA

イソトマ(ISOTOMA)

キク目、キキョウ科、イソトマ属の植物。

本来は多年生であるが、日本の冬の寒さでは
冬を越せずに、一年生草本として扱われる。

この植物は筒状花弁が、均等に五等分に裂け
星型の形を成す花と云われている。

この美しい星型から、星薊(ホシアザミ)の
和名がつく。

この植物は花言葉にある通り、有毒植物であり
茎から出る乳白色の液にはアルカイド系の毒が
ある事から、これの

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