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一人暮らしはお金がかからないという話と、一人暮らしはお金がかかるという話

更新が滞ってしまいましたが私は元気です。

この一週間の間に大学の授業もいよいよ本格化し、日常のことも一つ一つがイベントではなく当たり前のことになりつつあります。それに驚きがなくなっていくことは、同時に生きていくための合理化なのだなとなんとなく発見した気になれます。

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さて、土日の間に、僕は何か奮発して料理をしたいと思いパエリアを作ることにしました。鶏肉を200g、パプリカを3個、ニンニクを1個、玉ねぎを3個、米を500g、そこに日本のマーケットで醤油や味醂、味噌を買ったり卵を買ったり...

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そんなことをしていると、合計金額が20ユーロにもなってしまった。これは3日で消費しても元が取れないと頭を抱えることとなった。料理も工夫しなければと思いながら、パエリアを作る。隣でウィンナーとじゃがいもを茹でるご近所さんと話をしながら、若干お米が焦げたものの出来上がったパエリアは見た目も悪くなく、おいしかった。

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...それと同時に、僕は再び頭を抱えることになった。まずパエリアを作りすぎた。このnoteを書いている今現在も残っているほどの量を作ってしまったのだ。

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さらに、食材がかなり余った。米は400gほど残り、パプリカは一個分、玉ねぎは半個分、ニンニクに至っては二切れしか使わなかった。特にあまりもので大変なのは鶏肉。日持ちするわけではないから早めに調理して食べなければならない。そんな状況でようやく、僕は自分がまだ5人家族の感覚で生きていることに気がついた。一人暮らしならば、食料はたったの1/5でいい。調味料や今回の野菜や肉のように、ここまでの量を作ってなお余るのであれば、いくらでもローテーションを回すことで食費を安くすることができる。一人暮らしはお金がかからない。そんなことに気付かされた。


...そしてそのあとすぐに、一人暮らしはお金がかかると気付かされた。まず学用品。ペンやノートなどの消耗品はそこまででもないが、教科書に100ユーロ、文書推敲のアプリに年100ユーロ、自転車に200ユーロ...と定期的に高額なものを買わないと勉強が立ちいかなくなる。さらに家具も色々と足りていない。生活をしていて、とにかく毛玉が床に落ちるため、どこかでコードレスの掃除機を買わなければいけない。やたらハエが湧くので、ハエ捕りランプを購入しなければ...と快適さや衛生を加味するともっともっとお金が出ていく。

今は大学と家を行き来し、親からのお金で生活しているが、ここに交通費や水道電気ガスネットの諸費用、年金や税金がかかってくるとなると一体いくらのお金が飛んでいくのだろう...

そんなことを考えながら、課題に悩殺されている

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