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インフラを依存するということ

みなさま、お久しぶりです。お正月休みも終わり、如何お過ごしでしょうか?

私は大学が一区切り付き、冬休みに入っております。オランダはクリスマス前から本格的なロックダウンが始まり、この冬休みの間、旅行などができず部屋の中で過ごしていました。人が誰もいないお正月はとても新鮮でした。
それについてもいずれ記事にできれば良いなと思っています。

誰もいないお正月

これまでの間に様々なことが起こりましたので、改めてそれについてご紹介させていただければと思います。

インフラを依存するということ

現在私が住んでいる家はシェアハウスであり、個室こそありますがさまざまなものを共有している。そしてそれは、時としてさまざまな不便を生み出すことにもつながる

前触れもなく壊れる/水浸しになる洗濯機

まずは洗濯物。洗濯機がいつの間にか壊れ、誰もそれを報告することがないため壊れたまま皆が使い最終的に水漏れや洗濯物がダメになるという事態がたびたび発生する。
私はまだ致命的な事態に陥ったことはないが、決して少なくない頻度で壊れる洗濯機は少し怖い

次に、キッチン周りも無視できない
まずは冷蔵庫、二人で共同で扱うには狭くスペースの取り合いとなるため保存できる物が限られてくる。特に冷蔵室はいつもシェアメイトの冷凍ピザが入っていて、何も入れるスペースがない

そこに、戸棚に置いてあった日本から仕入れた野菜カッターが壊された後に報告もなしに放置されていたり、同じ戸棚から野菜を煮込むためのパックがなくなっていたりと、共有スペースに備品を置くことのリスクも大きい
一番面白かったのはキッチンのコンロが全てなくなった時だった
どうやら私たちがキッチンで使っていた3台のIHコンロは「誰かの私物」であったらしく、その人がレジデンスを引き払うにあたり、回収されてしまったようなのだ。結局数日間の間、火のない生活を送ることとなった

壊された後放置されていた野菜カッター

このように様々なリスクを知ることとなった私であるが、その中でも特にひどかったものは…wifiであった
レジデンスのwifiはとても良好で、普段なんの問題もなく勉強をすることができたのだが…ある日、年末も近い土日に、wifiが完全停止してしまった日があった。レジデンスの部屋を繋ぐルーターが壊れてしまい、土日にインターネットが使えなくなってしまう事態が発生したのだ。そしてそれは、年末の大切なテストの前日の土日に発生してしまったのだ。
平日は課題を終えることに時間を使おうと、あえて勉強を土日で集中的に行うことを選択していた私は、土日の間にほとんど復習を行うことができず、それが原因でテストで芳しくない成績しか取ることができないという事態が発生した。
まさかの展開、もとよりあると思われていたものがなくなってしまったことのショックは計り知れなかった

私はその後、wifiを自分で電気屋にて購入した。80ユーロ程度のものが50ユーロで購入することができ、今はとても快適に過ごせている。恐らくもう停電などが起こらない限りは、ネットワークに困ることはないとは思いたい
衣食住、それだけでなく多くのものを生きるのに必要とする現代の私は様々なものを依存しながら生きている。常々それを考えながら生きていかなければならないと自覚する一年だった


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