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勉強と生活、そして街の防疫意識

更新が途絶えてしまっていて、申し訳ありませんでした。

テストが二つ終わり、ようやく勉強も一定の落ち着きを見せ始めた。しかし、いまだに授業のペースは早く、講義もハイペースで進んでいくためいまだに慣れずにいる。

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そんな最中ではあるが、生活はおおよそ安定してきたように思える。料理や洗濯、掃除もできるようになり、どうにか自分の家が少しずつ出来上がってきた。土日の間に仕込んだ餃子は、冷凍しておけばおよそ一ヶ月はもつと後で知り、かなりローテーションを回すのが楽になった。

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さて、そんな毎日であるが、今日はフローニンゲンのコロナ事情について話したいと思う

フローニンゲンは日30人程度の新規感染者がでている都市だ。その影響もあってか先月の末からレストランなどでワクチンの接種を行ったかどうかの確認を行うカウンターが敷設され、ワクチン接種の証明書を持っていないとサービスが利用できなくなった。

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このカウンターが曲者で、オランダやEUが発行しているワクチンの証明書以外を受け付けていない。カウンターの人が英語が堪能でなかったためあまり詳細は分からなかったものの、大使館で発行してもらった日本で摂取したワクチン証明書でさえ、受け入れてもらえなかったのだ。市役所に問い合わせたところ、フローニンゲンの保健局(GGD)にて専用のパスを取得する必要がある様子。なんとも融通が効かないものだ。

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しかし、あまり人にコロナの危機感はない。土日にはマーケットが通常のように開催され、市場には多くの人が賑わっている。例外なのは大学である。マスクの着用を義務とし、熱や咳の症状のある人をキャンパスに入れないようにするなど、クラスターにならないように対策がなされている。

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おそらくこの温度差はワクチンの普及率によるものだろう。オランダは既にワクチンの摂取量が人口を超えており、ほとんどの人が二回目のワクチンを摂取している。それもあってか罹患しても重症化しないケースも多く、コロナによるリスクも相応に低いのだろう。それを反映するようにコロナパスの義務化の代わりに、最大周回人数の制限などの多くの制限が撤廃されていっている。

体調を崩すわけにはいかない私はマスクが手放せないが、薬局でマスクを箱買いするととても驚かれるほどに、この国はコロナの脅威が遠い。国が変われば状況も変わる。コロナの影響はこれからも変化していくだろうが、今この場所でそれが少ないという束の間の幸運を無駄にせず、しっかりと学びを継続していきたい。

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