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【文学フリマに出る話】8 ざっくり振り返り

 文学フリマに出た。
 これを書き始めたのは11/14だから、文学フリマは3日前のこと。相変わらず両肩に眠気と憂鬱を乗せて吊り革に掴まっている。途中で窓から流通センターが見えて、急激な温度差に風邪を引いてしまいそう。

 前回はとりあえずありがとう、というのを書いた。今回は準備期間の過ごし方をざっくり振り返る。

1.出店申し込み
 5月のこと。
 だと思っていたら、実際に申し込んだのは7月だったみたい。記憶は曖昧だ。信用ならん。アドレスの確認メールは来ていたから、5/21に文学フリマ東京36を訪れて帰りにユーザ登録したところまでは嘘ついてなかった。でもこの日に申し込んでなかった。ちょっと嘘つきだった。
 思い返すと、確か不登校ラボで出るとか出ないとかいろいろやっていてそれ待ちだった気がする。最終的に彼らが出るにしても勝手にやったろと思って申し込みしたはず。一人でやるか、かんたさんとやるかは返事待ち。
 やったるでー、というのが5月〜7月くらいだった。

2.方向性決めと原稿作成
 7月中旬〜8月くらいのこと。
 冊子全体の方向性を検討して、装丁やら表紙のイメージを考え始める。
 だいぶ最初の方に随筆集をCDサイズにすることが決まっていた。それからサークル名と紹介文を考えて、タイトルに「BECOME」が入るのはその後に決めた。
 原稿はまだ方向性を無視して書いている。できた中から何本か選んで、バランスを見て新しく書けば良いか、という感覚だった。1本目の「一人称」は順番含めて確定、安楽死がテーマの書きかけショートショートも入れる気でいた。

 使用する紙もこの頃検討していて、ラクスルで無料サンプル一覧を取り寄せた。
 表紙にコート紙の135キロ、本文にマットコート紙の110キロを使うことが決まった。


3.表紙作成とバランス調整
 9月に入る頃、表紙を作り始めた。方向性や読了感のイメージが付いたので、それを象徴したり余韻が残るような表紙にしたい。ちょうど文章ごとのタイトルがほぼ出揃ったので、それを反映したものを作りたい。
 最後に「なすとうま」というタイトルのお盆ショートショートを書いていたので、このイメージをそのまま表紙に。
 あとはタイトルと内容のバランスから足りないと感じた要素を確認した。足りないのは軽さと切り替え。暗転して少しセッションをかましながら次の曲にいくような。そういう繋ぎの部分。
 それと、ここまでドキュメントファイルに書いていた文章をCDサイズにはめていった。想定よりページ数が膨らんで焦る焦る。行とかページの切れ目を考えて少し言葉を変えたいところも出てくる。こういうの、さっさとやった方が良い。


 この辺で余裕があると勘違いしてディズニー本を作り始めた。


4.試し刷りと諦め
 10月に入ってから実家のプリンターで試し刷りをさせてもらった。わかったことが2つ。
 1つ目、裏表紙がださい。
 2つ目、文字がでかい。
 ださいというか、ごちゃごちゃしてて意味わかんない。

 文章ごとのタイトルから色々要素を引っ張ってみたらすごいことになっていた。最初期に適当に入れた画像もそのままだし。足せば良いってもんじゃない。


 あと安楽死のショートショート完成を諦めた。無理くり作れないことは無いけど、話が綺麗にならない。同時に「なすとうま」も解雇。安楽死とセットじゃないとおもしろくなかった。しかもレイアウトに嵌め込んだ時に改めて読んだらぐだぐだ過ぎて泣けた。
 CDサイズで作った冊子をジュエルケース(あの透明なCDケース)に入れる想定だったがダメっぽいことが発覚した。必死に考えて紙ジャケットに入れることを思い付く。


5.表紙作成とnote投稿
 これも10月、表紙と裏表紙、それと紙ジャケットのデザインを考え紙ジャケットの印刷所がイラストレーター以外難しそうだったので入れてみる。初めて触るイラストレーター意味わかんない。苦戦に苦戦を重ねてなんとか入稿、試しに5部発注した。
 ちなみに「難しい」は入稿データをどう作ったら良いかさっぱりわからんというところ。
jpgをパワポとかで加工するのか?Windowsのペイントツールで加工するのか?もうわからーん
という感じ。

 noteにもちまちま投稿し始めた。少しでも見てもらうために。他の文章書くのは負荷が高くて。とかその辺の理由だったはず。今やそれ以外に何を書いたら良いかわからなくなってきた。

 ショートショートを2つ抜いた代わりの文章を探し始める。これは最終的にnoteに書いていたものを当てがうことになった。


6.随筆集の試し刷りとあとがき、ディズニー本、フリーペーパー原稿作成
 10月後半なんとか形になった随筆集を5部発注、文字のサイズ感とか間隔が問題無いか確認。一部レイアウトのミスを見つけて修正した。
 そして怒涛の3本同時作成、しかもディズニー本とフリーペーパーは表紙デザインやらレイアウトも決まってない。通勤時間と昼休みに原稿とnoteを書いて、帰って元気があればデザインのラフ、休みの日にイラストレーターに起こす。
 
7.発注と追い込み
 11/1ぎりっぎりで紙ジャケットの発注をかけて11/2に確定、なんとお届け日は11/10、危なすぎる。続けて随筆集とあとがきも発注、なんとか当日に棒立ちして愛想を撒く展開は阻止できた。
 この後はダイジェストで。
 しかしまあよく間に合ったわ。

11/3
ここで終わらせるぞと思っていたら、まさかの休日出勤に煽られる。

11/4
母と姉が出ていたヨコハマハンドメイドマルシェで遊び、帰ってきて爆速でディズニー本の裏表紙を完成させる。

11/5
ディズニー冊子をレイアウトにはめて即日入稿する。おかげで奥付に誤植を残していることに気が付かなかった。

11/6
ユニゾンのライブに行く。楽しい。

11/7
最後まで表紙と裏表紙に悩まされながらフリーペーパー入稿、27:05に入稿完了メールが来てる。うける。

11/8
100均でクロス、お釣り入れ、ブックスタンドを買う。一応前から目をつけていたから無計画じゃないと言いたい。

11/9
前日分として載せるであろうnoteをだいたい書く。

11/10
後輩の送別会が名残惜しくて22時近くまで残る。実家に着いたのは23時過ぎ。大量の紙ってこんなに重いのかと驚愕。いろいろ頑張って9割ほどを持ち帰り、1割は母に持ってきてもらうことに。肩が痛い。
27時くらいまで荷造りを頑張る。


こんな感じ。
当日の話はまた後で
 

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