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#伝統色
蒲公英色 たんぽぽいろ #ffd900
「ユーモアを大切にしている(というか
自然に出ちゃうのかも)」
そう聞いて、確かにそうかもしれない。
と思うと同時に、懐かしい響きに
ふと息をのんだ。
ユーモアそれは小学6年生の僕にとって
憧れの先生がもつ、特別なものだった。
勉強は楽しかったけど、
人付き合いはそれほどだった僕は
それでも何不自由なかったし、
たいして気にはしていなかった。
そんな僕を見かねてその先生は
話しかけてく
タンポポわたげとあの日と今日と。
道端や公園でわたげを見つけては
だれが最初に吹き飛ばせるかを競っていた。
あの日からタンポポは偉大だ。
どこまでだって飛んでいける
登下校の30分が苦痛な僕らにとって
それは無限の可能性に他ならなかった。
それなりに楽しく、
それなりにつまらなく、
それなりに宿題に追われるそんな日々。
それらがいっぺんになくなる6度目の春、
僕は初めて悲しみにくれた。
温かな笑顔とユーモア溢れるその先生