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不妊治療中のワークライフバランス 〜事務職OLの実体験から〜

こんにちは、風香です🍀

不妊治療に通うにあたり、仕事や生活との両立に悩む方は多いのではないでしょうか。私も、事務職の仕事を抱えながら通っていたのですが、朝早く家を出たり、仕事の時間調整に苦労したり、仕事との調整が面倒だからと休日をつぶしたりと苦労し、ストレスがたまることもありました。

それでも、夫や会社関係者の理解と協力を得ながら、自分でも工夫することによって、無理の無い範囲で仕事と生活と治療のバランスを取ることができました。いいワークライフバランスを保つ努力をしたからこそ、どうにかなったことだと思います。

この記事では、不妊治療と仕事と生活のバランスについて、事務職OLの視点から具体的な体験を綴ります。現在悩まれている方の参考になれば幸いです。

1.私の仕事と不妊治療

1-1 私の仕事の性質

超絶一般的な、パソコンと向き合うお仕事です。
主にメールとエクセルがお友達で、座りっぱなし(たまに関東圏内の出張がある)といった感じです。
内勤なので、自分の調整力や所属部署にもよりますが、最大で出勤日の約半分を在宅勤務にすることができる点や、コロナ禍のおかげでフレックスタイム制度が全廃され、勤務開始・終了の時刻に裁量があるのも不妊治療とマッチする要素でした

1-2 どのタイミングで不妊治療に行っていたか

実はオフィスのすぐそば(徒歩10分以内)に不妊治療院があります。というか、オフィスのすぐそばだからこそこの病院を選びました。仕事と治療の両立のコツ①はオフィスか家の近くの病院を選ぶ、だと思います!

不妊治療には体調不良がつきものです。私は、薬が合わなくて頭痛が続いたこともありました。
なので、なるべく在宅勤務ができる日や有給休暇はとっておくようにするのがおすすめです。
私の場合、「治療がある日に会議を入れる」ようにして、在宅勤務ができる日数を確保したうえで、最低出勤日数も突破するように心がけていました。

また、選んだ病院は仕事と治療の両立も掲げているところだったので、1日程度なら治療日の融通を効かせてくれる面も大きかったです。仕事に限らずですが、どうしてもずらせない予定が予めわかっている場合は、生理開始直後の「今周期のスケジュール組み」の回の受診時に医師に伝えて、可能な限り生活とも仕事とも両立できるように、受診前に必ず仕事と生活の予定は頭に入れてから行くようにしていました

2.休みの日の過ごし方

不妊治療は、女性の体の周期に合わせて行われるので、1回=1か月。失敗してもリセット(=生理)を経て次の周期を待たないと次のアクションが起こせないので、長丁場になります。

不妊治療にはお金も時間も手間もかかるので、ストレス回避のためにも、休みの日の過ごし方はとても大切です。

私の場合、休みの日の過ごし方が治療によって一変したというほどのことはないのですが、どうしても仕事の都合がつかず土曜日診療にせざるをえなかったり、お正月(1/2)に手術を受けたこともありました。

2-1 それまでの休日の過ごし方

友達と遊びに行ったり、夫とスポーツ観戦に行ったり、旅行したり、映画見たり、ジムでひたすら運動したり、地域の集まりに顔を出したりなどなど、とにかく一日中家で過ごすということはなかったです。

軸になる予定を1個決めておいて、その前後で好きなことをやる、という流れが多かったように思います。

2-2 不妊治療を始めて変わったこと

特に、友達とのお出かけや旅行については、早割の活用なども考慮して前々からスケジュールを立てなくてはいけないので、それが難しくなりました。
不妊治療のスケジュールは生理が来て初めて立てられるので、1か月以上先の予定って見えないんですよね

しかも、例えば人工授精や移植周期の後半は、医師から「普通の生活を送っていいよ」と言われはするものの、どうしても「この胚が隔日に着床してくれるようにするためにも、できれば安静にしておきたいな」という気持ちが先行してしまうため、ジムは辞めてしまいましたし、旅行の予定も入れないようになりました

初診は夫と一緒に受診していて、なんとなく彼もそういった「女性の体のタイミング」みたいなものは理解できていたようなので、それによるすれ違いは生まれませんでした。これもコツの一つかもしれません。

普通に体調不良も発生していたので、予定を入れておくことが億劫になってしまって、それに気づいた時に逆にストレスを感じたということも覚えています。

3. ストレスをためない両立のために

まずは、とにかく、生活圏内にある病院で、できれば仕事との両立を謳っているところを選ぶことが大切です。時間外診療代を取られるかもしれませんが、大した額じゃないので、朝早く~夜までやっているところのほうが、仕事や収入に影響を与えにくく、調整の手間が省けてストレスが溜まらないと思います。

また、夫がどこまで不妊治療について理解できているかと、家事の負担が増えても大丈夫か、というのもキーポイントになってくると思います。
別建てで記事があるのでここでは詳しく触れませんが、一緒に受診したのはいい機会だったなと今になって思います。

あと、お休み周期をとることです。毎月治療をしているとどうしてもストレスがピークになってしまい、逆に結果が出なくなる可能性もありますので、時にはお休み周期をとって、好きなことをやる時間を設けてもバチは当たらないはずです。長くお休みすると公的な助成が受けられなくなる可能性がありますが、私は医師から1周期ぐらいなら問題ないと言われたので、旅行の月をとったこともあります。あらかじめお休み周期を決めておけば、諦めていた旅行にも行きやすいですよね♪


不妊治療と仕事と生活のバランスについて、どうでしょうか?
一生懸命取り組めば取り組むほど、無理がたたってストレスで逆に妊娠につながらないということもありえます。実際私はお休み期間中に自然妊娠したので、それまで頑張りすぎていたのかもしれないと今では思います。

ぜひ皆さんにはストレスをためすぎず、うまく最短で治療を乗り切って幸せな妊婦・子育て生活を送っていただけたらなと願ってこの記事を書きました。参考になれば嬉しいです🍀

おわり

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