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孫の手料理

人の一生の中で、孫の手料理を食べるチャンスに巡り会える割合ってどの位あるのかな?

自分が孫の立場だった時のことを振り返ると、料理もお菓子作りも好きで、作ることのできる年齢の時、父方のおばあちゃん、母方のおばあちゃんは健在でしたが、食べてもらう機会はありませんでした。

奇跡的に条件が合わないと巡り合えない?!

①孫が料理できるようになる
②孫の親が「作ってあげよう」と声をかける
③孫が祖父母に手料理を食べてもらいたいと思う??※祖父母を身近に感じていないと難しそう。

私の場合、②・③(1年に1回会うか会わないかの関係)の条件が揃わなかったため、作ってあげることが出来ませんでした。学生時代、母方のおばあちゃんのおうちはよく尋ねに行っていたんだけどな・・・お誕生日にお菓子を作って持っていけばよかった。そういうのは、親が勧めないと気づけないよね・・・(同居や敷地内、近所にいたら、③もある?)

特別に感じられない?
◎私の実家の場合

実家の母が亡くなり、家の中が荒れ放題を心配し、一時期、月に2、3回、実家の掃除に通いました。食事もほぼ宅配弁当が多かったので、長男の都合をつけて、長男にお好み焼きを振る舞ってもらいました。
フライパンでは、1枚ずつしか焼けないので、出来上がった時には、待ちくたびれて、貪るように食べていましたね(^_^;)
(実家には、父と弟、妹もいました)

その姿を見て、もう、作りに連れてこなくていいか・・・

私と長男、顔を見合わせ、立ち尽くしました・・・
(ゴメンネ、長男・・・わざわざ時間作って来てくれたのに・・・)

◎同居している儀両親


長男は、小学5年生くらいから、ちょこちょこ色々なケーキを私の手を借りながら作っていました。家族の誕生日には、長男が腕を振るって、ケーキを焼くようになりました。

でも、「就寝3時間前に食べたら健康に良くない」と考えている義母は、
「明日食べるから、取っておいて。」
次の日のおやつの時間に長男がいないところで食べ、長男が帰宅後
「ケーキ食べたよ。ありがとう」位は言ってたかな??

初めて覚えた次男の料理

次男は、お菓子も料理も作らない人でした。
大学進学を機に一人暮らし(と言っても朝晩の食事つき)
休日の昼ご飯は自分で用意しなくてはならないので、料理を覚えようと思ったのか、「『お母さんの餃子』の作り方教えて」と言うので、教えました。

帰省した時に、私の仕事中に、時々餃子を夕飯に準備してもらいました。

夫の誕生日の時に、「たくさん食べたい。」のリクエストに、100個包んでくれました。
夫「爺さん婆さんにも焼いてやってくれ」(普段食事は別々)

次男は、焼き立てを食べてもらおうと、爺さん婆さんが食べる時間を見計らって、さて、焼こうとすると、

婆「今焼き始めるの?私に先に(夕飯の)準備やらせて。(どーせあんたたちは、まだ、夕飯にならないでしょ?)※夕飯の時間が爺婆18:30私たち20:00」

そのやり取りを見ていた私
「次男が、おじいちゃんおばあちゃんに焼いてくれるそうですよ」

婆「じゃあ、今焼いちゃって」

あーあ。「嬉しいな」とか、「焼いてくれるの?お願いね」とか
笑顔で言えないんだね・・・

後で、次男にコメントがあったか聞くと、「特には(ないよ)」

価値のわかる人でいたい

えーーーー?!
私だったら、嬉しくて嬉しくて、くどいほど「ありがとう」「美味しい」「幸せ」「また作ってね」って、息子にも言ったけど、孫はそれ以上の感情が生まれるんじゃないかな・・・

そもそも、私に孫ができるのかどうかもわからないし、
孫ができたとき、私は身近な存在でいるのかどうかもわからないし、
孫が料理できるようになった時、私は、食べられる状況(住んでいる場所、体調)なのかもわからない。

私が孫の手料理を食べる機会に巡り合えた時には、
その価値を噛みしめ、感謝の意を存分に伝えたい!!

サポートをいただきますととても嬉しくなります。いただいたサポートは、私の学びのアウトプットの原動力になります。