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生徒との駆け引き#年中さん

ピアノを始めてから1年。昨年は、下のお子さんが生まれて間もなかったので、「赤ちゃん返り」もあり、レッスンを成立させるのに苦労しました。
まずは、慣れてもらおう。という気持ちでゆっくりペースで進めてきました。

好奇心旺盛で、幼い子から出てくるとは思えないような言葉が飛び出したりする彼女。

でも、レッスンに関しては、難しそうに感じると途端に尻込みしてしまいます。

だから、レッスンスタート時には、ピアノの下に潜り込んでしまい、レッスンが成立しないことも。

内容を易しくしたり、次回やる内容を予告したり、と工夫し、ピアノの下にもぐらないようになってきました。

学年が1つ上がり

年少さんから年中さんに上がると、自分より年下の子が幼稚園に入ってくることになります。否が応でも「自分はお姉さんになっているんだ。」という自覚をする瞬間が出てきます。

教室でも、その点をくすぐり、数か月前は、プーッとふくれっ面になると、やらなかったことも、「もう、お姉さんになっているから、できるはずだよね?そのお顔になっても、切り替えて。できるよ、できるよ。出来たらハイタッチしちゃおっか?!やくそく~」指切りなんかしてみた。

そしたら、出来ました!! 
本人も葛藤しているんだよね。きっかけが欲しいんだよね。

と言いながらも、作戦成功は、私もホッとする瞬間です。

知恵比べ?!根気比べ?!

前回うまくいったからと言って、次のレッスンで同じように進むかといえば、そうではない。相手は4歳児。毎日ものすごい速さで成長しています。知恵もついてきています。気分のアップダウンも激しい。

「ピアノは難しいから、やめる」「練習できないからやめる」

このセリフを聞いて、動揺する大人・・・(母親・先生)
それはばっちり、試されているようでした。
そのセリフについて、母親と私が話をしている様子を見て、何を思ったのか、次のレッスンでは口にしなくなりました。

押したり引いたり・・・

またまた、「むずかしいから、ヤダー」と、椅子からずり降りる。

『できるようになりたい気持ちは持っているはず』と思い、
彼女の手を取り、「この指で、この鍵盤を弾くんだよ」とやると、
私の手を振り払って、一人で弾いてみていた。

「おうちでもやってみてね。」

さて、次回は、できるようになっているかな??


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