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学歴フィルターが生まれた理由

中高時代は学歴厨だったので女子から嫌われがちでした。ギリギリ旧帝のえがです。





僕は、先日就活を終え、今では22卒の就活支援に取り組んでいます。

就活支援をする身なので、「学歴なんて関係ない!個人の力さえアピールできれば大体の会社には入れる!」という揺るぎないスタンスを確立しています。(偽善ではなく、本気で思っています。)



しかし、自身の就活や就活支援を通して、学歴に関して感じたことがあります。

それは、










有名企業内定者には高学歴が多いし、高学歴の人の多くは有名企業内定者である

という事実です。

※高学歴や有名企業の定義は厳密にはしません。皆さんのご想像にお任せします。






実際のところ、内定先の雰囲気が学校ごとにかなり違います。

下請け会社の内定者ばかりの大学もあれば、業界最大手のメーカーの内定者がうじゃうじゃいるような大学もある。

では、なぜこんな状況が生まれてしまっているんだろうか?ということについて、個人的な見解を以下に述べます。









◉ESとテストでかなり落とされている

そもそもここです。

ESとテストのレベルが明らかに違う。

選考官がこのステップで見ているのは、こんなポイントです。

ES:社会人として働いても恥ずかしくない文章を書けるか
テスト:社会人として働いても恥ずかしくない情報処理能力があるか
※22卒に関しては、コロナのせいで選考難易度が上がっているので合格基準自体が変わっている気がします。

つまり、

大学受験で一定水準以上頑張った人は、文章力と情報処理能力に長けている。

ということです。







学歴フィルターのせいで落ちていると思い込んでいた人には厳しい事実ですが、学歴フィルターではなく実力差です。

有名大学の人ほどESとテストのクオリティが高くなる傾向にあるので、結果として学歴フィルターが存在しているように見えるだけです。

でも、大学なんて関係なく努力すれば受かるのに、ESやテストの対策を頑張らない人がいるのはなぜ??という意見もあると思います。

そこに関して、次に述べます。









◉「周りにどんな人がいるか」でほとんど決まる

有名大学ほど、就活をきちんと頑張る人が多い傾向にあります。


なぜなら、彼らは今まで、受験という節目を当たり前に頑張ってきている人たちなので、同じく人生の節目となる就活も頑張るのが当たり前なのだと考えられるからです。



周りに頑張る人がいるから、自分も頑張らなきゃと考える人が多数派になる。その結果、ESやテスト、そして面接の対策を行い、きちんと受かる。





しかし、そうではない環境に属しているとこうはなりにくい。

ボーダーフリーと言われるような大学の学生は、ほとんどが受験に対してそこまで向き合ってきていません。
そのため、就活に対するスタンスも同様です。
受験さえ頑張れなかった人は、大抵就活も頑張れないんです




このような怠惰な人が多数派となっている環境にいたらどうなるでしょうか?
おそらく、就活を頑張らないのが当たり前というスタンスに染まり、ESやテストの対策なんてするわけがないと思います。なぜなら、就活は頑張るべきことなんだという価値観に触れることさえなく、むしろ就活はテキトーに済ませて運に任せるコミュ力ゲーだと思い込むからです。



その結果、ESやテストの段階でほとんど落ちます。そして、ESやテストが無い企業でのみ面接にたどり着き、就活を雑に終える場合が多い。

このような現状から目を逸らし、「学歴フィルターがあるから就活はクソ」なんて言っている人がいると思っています。



自分が今、恵まれた環境にいると感じるなら、周りに感化された通りに頑張ってみるべき。
自分が今、劣悪な環境にいると感じるなら、意地でも頑張る人がいっぱいいるコミュニティに属するべき。

それだけで変わります。劣悪な環境では、頑張ることは悪とされます。
「なんで就活なんて頑張ってんの?笑」
と言われながらも一人で努力できる人なんてほとんどいません。

一緒に切磋琢磨できる人がいるコミュニティに行くだけで絶対に状況は好転する。


ここまで、有名企業内定者に高学歴が多い理由を2つ書きました。しかし、もっと根本的なものが一つあります。それを以下に述べます。







◉そもそも有名企業なんて受けてない

そもそも応募してないんですよ。受かるとも思ってないんで。

応募するだけならタダなのに、なんで応募しないのかわからないです。

しかし、この現状が生まれるに至った原因はあるはず。




おそらくその原因とは、「応募しても受かるはずがないと思わされる環境に属していること」です。

大学ごとの内定先は、概ね先輩の経歴に寄っていきます。

僕の大学だと、「研究室の先輩だと化学メーカーに行ってる人が多いんで、自分もとりあえず化学メーカーを志望してます!(当たり前のように業界最大手)」

とかはよく聞きます。




しかし、先輩の中にそういった企業の内定者がいなかったらどうでしょうか?

この大学からそういう企業に内定している人がいないなら、そもそも応募したところで落ちるだけだな。無駄だから高望みはやめておこう。学歴フィルターで落ちるだけだろ。

なんてことを考えるようになります。

これは至極当然の現象に思えます。

どんな人も、大抵は自分が属している環境の”当たり前”を信じ、従って行動します。



先輩が内定しているなら自分も受けるし、過去に全く内定者がいないなら受けないですよね。

ギリギリ旧帝とかだと、総合コンサルとかは受ける人多いけど戦略コンサルは受けない。総合商社はそもそも受けない。超難関ベンチャーは応募しない。GAFAなんて応募するだけでちょっとしたヒーローになる。

みたいな感じです。東大京大早慶の人から見たらわけわかんない状態でしょうね。でも、これがリアルです。





僕自身も「マッキンゼーとかは九大からは無理でしょ。」とか思って戦略コンサルは応募さえもしませんでした。

今思うと、その世界を知るためにもチャレンジくらいはすべきだったなと後悔しています。


ここまで色々と書き殴りました。こんな感じで、学歴と内定先の相関が生まれている気がしています。


◉まとめ

・受かるためにきちんと対策しよう
・一緒に頑張る人を見つけよう
・無理だと思ってもとりあえずチャレンジしよう














ESのクオリティ

テストの点数

Fランはそもそも有名企業を目指してない人が多い。応募数が少ない。
→先輩が応募してないので、自分たちの基準まで下がっている。


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