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「今の仕事を続ける」という選択を振り返る

キャリアについて考えた結果として転職を考えるというのはよくあることで。
そうして自分の価値観を見直す中で新たな仕事に出会う…というのが1つのパターンかと思います。
実際、私自身も何度かそういう経験を経て実際に仕事を変えていますし。
ただ、今回の転職に限っては、一度「今の職を続ける」という選択をすることで、仕事についての方向性を捉え直すことができたと感じています。
この記事ではその時のことを振り返ってみます。

転機

今回の転職を簡単にまとめると、企業の人材育成部門→オンライン学習コンテンツの制作という移り変わりになります。
人の成長に関わるという共通点がありますし、これまでの転職も同じような共通点があると言えます。
ただ、既に何度か話題にしている通り、これまでの転職には、自身の経歴を活かせる仕事が結果として教育や人材育成の職だった…という側面もあります。
じゃあ今回はどうかというと、「学びや教育に携わる仕事を続けていこう」という明確な意思で仕事を変えているので、そこが自分の中ではちょっと違うかなと思ってます。
自分の変化のきっかけになったのが、コロナ関連で世の中がザワザワし始めた頃に転職を考えかけた経験です。
しかも、転職を考えたけど、「でもまずは今の仕事を続けてみよう」という選択をしたことが、自分の中では大きいです。
環境のせい、周りのせい、その他諸々を一旦は脇に置き、今の仕事に本気で向き合ってみる。
その結果として、やっぱり学びは面白い。だからこれからも携わりたい。
そんな覚悟を持ったのが、この2年程の間に起きたことでした。


価値観を捉え直す

とはいえ、自分の内省だけで「仕事を続ける」という選択に辿りついたわけではありません。
自身の選択に影響を与えたコンテンツが2つありまして。
1つが、当時たまたま受講していた、ユーキャンの心理学講座「生活心理学」。
もう1つが、受講していたトラストコーチングスクールから案内を頂いたオンライン講座「ラストスクール」。
最初の緊急事態宣言でどこにも外出できなくなったことをきっかけに、溜まっていたこの2つのコンテンツに取り組んでみたことが、後々のキャリア観を左右することになりました。
コンテンツの内容詳細については割愛しますが、印象に残っているのは、どちらのコンテンツも自分の幼少期から現在までの選択や志向を振り返るタイミングがあったこと。
それから、場合によっては保護者(養育者)の価値観まで思い返す機会があったことです。
新卒の就活でさえここまで掘り下げたことはなかったので正直大変でしたが、発見もあったりで、どちらも充実のコンテンツだったなと思ってます。
例えば私自身の場合だと、新卒の頃から自分の志向を定義するのに難儀してまして。
本を読むことが好き。教育も好き。
でも人に何かを教えること自体は好きじゃない。
ここに矛盾を感じたりしてたのですが。
自分が好きなのは、新しい知見にふれることによって、新たな世界や可能性が開けることなんだなぁと、捉え直すことができたのが大きかったです。

おわりに

以上が、今の仕事を続けると考えたときの振り返りです。
結果的には転職をしているので辿り着く場所は同じだったのかもしれませんが。
転職は必ずしもゴールではないな、と感じたりしているところです。

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