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月明かり

夜勤明け、12時間労働を終えた後の外はすべてが眩しい。
雲ひとつない快晴
太陽に照らされる樹々
開放感に清々しさを感じながら家に帰る。

休日なせいか、行き交う人の表情が緩く軽い。
近所の公園から甲高い声が聞こえ、道路を走る車の音はさほど気にならない。
いつもは猛スピードで売れて行くお弁当屋のおにぎりも今日は綺麗に端から端まで整列している。

天気と周囲の空気感のせいで春のようだと錯覚してしまうがまだ冬が素顔を見せ始めたばかりでふた桁に上がらない気温に参る。

日課なのか、癖なのか見続けてしまうSNSで自分の幸せを見失う。
美味しいものは美味しい。
綺麗なものは綺麗。
“残したい“と“見せたい”のわかりにくい境目に惑わされないように
ただ日常を感じるものとして過ごしたいな、なんて感じる。

人間らしさは憎みや妬みとして現れやすいけど、親しみやすさも温もりも忘れてしまうものが近くにあることを思い返す必要性がある気がする。

カッコつけすぎて本来の姿に絶望しないでね。


気まぐれ投稿終了。読んでくれてありがとう。心から

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