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時間(とき)も積もれば歴史となる。

最近、Youtubeとかで面白そうなゲームの配信を見るのが私は大好きだ。
いわゆる「推し」の配信者もいるし、常に見ているわけでもないがVTuberも何人か好きな人がいる。

私は現在25歳なのでまだ数字上は若いうちに入るのだろうが、実を言うと既に結構限界を感じている。もともと病弱というのもあるのだが、なんというか、ものすごく簡単に言えばやる気がでない。もうこれは私の回想だ。いつ死んでもいいように、楽しかったゲームとか楽しかったことをかいていこうとおもう。

そんな、「遺書」みたいなテイストでやろうと思って書いていたら、推しへの愛が止まらない記事になってしまった。それもそれでいいか。ともあれ、これを書いている時間一秒をとっても、この文章を読んでくださっているあなたの一秒をとっても、積み重なれば人生となり、それが他の人の人生と織りあい、歴史となっていく。道端に落ちる野草を見るかのような温かい目で読んでいただければ幸いだ。

スマブラ

新しいゲームも、ルールを覚えたりするのがしんどい。私はスマブラでいうと多分「X世代」になるんだと思う。スマブラ拳!!というサイトに毎日のように通っていた記憶がある。「スーパーマリオサンシャイン」を友達の家でやらせてもらって楽しかった記憶があって、ドルピックタウンでプレイするのを楽しみにしていたものだ。Xは自分でも、友達ともたくさんやった。

当時は通信対戦をやっていなかったので自分はそこまで強くないということに気づかなかったのだが、友達相手にはよく戦えていた。リュカがメインキャラだったが、遠方からのPKサンダーをうまくつかって団体戦ではたびたび勝利した。その分一騎打ちには弱かった記憶がある。

一応、3DSとスイッチのスマブラも持っていて、時々オンラインをやってはいる。楽しいのだが、キャラが増えすぎて何が何だかわからない。批判とかではなくて、私の頭がもう追い付かないのだ。シュルクの「モナドアーツ」とか勇者の「MP」みたいに特殊なコマンドがあったら使う前にもうだる・・・となる。で、結局ネスとかリュカとか、中学生の頃から使っていたキャラクターに落ち着く。

亜空の使者はいいぞ。

ポケモン

ポケモンのゲームはほとんどしてこなかったのだが、自分の中での伝説のポケモンは誰かといわれたら「ルギア」だし、「スイクン」なのだ。次点で「グラードンとカイオーガ」が来る。高校の時、友達の家でポケモンをやったときにゼクロムというポケモンがでてきて、誰???となったのはいい思い出だ(一応、最近のポケモンも全部ではないが知っていることは知っている)。

因みに昔嫌いだったのは「ルージュラ」で、好きだったのは「アンノーン」だった。こんな感じの話を職場でしたときには、「古い」と5つ後輩の女の子に一刀両断されてしまい私は身体まで切れていないかどうか確認したものだ。

ドラクエモンスターズシリーズ

ドラクエジョーカーシリーズ、およびモンスターズシリーズもやった。もともとRPGが苦手な私はモンスター育成の方でドラクエの知識を得ているのだが、最後にやった記憶のある「イルとルカの不思議な鍵」の発売日は7年前だった。当時私はカラフルなスライムを育て上げ、そこそこ強い軍団を編成していたのだが、その後のシリーズで設定が練り直されたと聞いて、それを覚えなおすのがしんどいと、モンスターズシリーズにも手が伸びなくなった。

私が率いていたのは「スモールボディ」という特性を持つモンスターで、とにかく先手を打ちやすいキャラだった。これを4匹揃えて、「3回行動」をつけてやれば、ずっと俺のターンになって相手が死ぬ。「ブレス担当」「補助・妨害担当」「魔法担当」「特技担当」みたいに、キャラごとに役割を与えて戦った。めちゃくちゃ強かった。そのスモールボディが弱体化されたらしい。

RPGのほうのドラクエは9をちょっと、7をちょっとやったくらいでほとんどやっていない。弟はどちらも最後までやり通し、ストーリーを絶賛していた。

あと、アーケードのカードゲームもやっていた。100円いれたらカードがでてきて、カードを集めるというやつだ。後述するがムシキングというゲームも私はやりこみまくった人間の一人だ。アーケード版のドラクエでははぐれメタルをよく使っていた。しりょうの騎士とはぐれメタルともう一人を忘れたが、小さいモンスターで「破壊神シドー」と戦い勝ったのを鮮明に覚えている。

マリオカート

マリオカートシリーズもそうだ。最初にやったのはアドバンスだったが、2005年発売のDSを一番やりこんだ。高校2年の時まで友達と(授業中に)やっていた記憶があるから、最低7年はやったことになる。当時同級生界隈で私は最強と言われ、私に勝ち越した人間は一人もいなかった。が、後に最強となったにタイムアタックでの記録を塗り替えられる。その後、32コース全部で勝負という「巌流島の決闘」においてはなんと最終戦を迎えてこちらが16勝15敗とほぼ互角の展開になるなどもつれこみ、最終戦で私が競り勝って17勝15敗と意地の勝利をおさめた。最終戦のステージとなったドーナツ平野は「現代のパンクハザード」と我が家では呼ばれている。思い出に残ったお世話になったゲームだ。だが、アイテムボックスの仕様が変わったりして、これもやるのがしんどくなった。やれば、それなりに楽しむことはできそうではあるのだが。
使用キャラは「カロン」、カートは「カロンカノン」。性能で言えば他にもいい車はあったのだが、弟との対決ではこのこだわりで勝った。

コロコロコミック

私は今コロコロコミックで何が連載されているかを知らないが、私が楽しみにしていたのは「太陽少年ジャンゴ」「ムシキング」「ロックマンエグゼ」「ミラクルボール」「コロッケ!」「ドラベース」「デュエルマスターズ」などなど。サルゲッチュとかもあったな。懐か死してしまう。

太陽少年ジャンゴは今見たらどうかわからないが普通に怖かった。吸血鬼ものだったと思う。確か。
ミラクルボールは野球漫画なのだが、「勝ちあがったらプロだけど負けたら一生アイスクリーム工場でただ働き」というカイジかな?という設定の話があり、怖かった。
コロッケ!も好きだった。キャラデザでいえばクスクスが好きだったのだが、やっぱりレモネードとリゾットのライバル関係が熱かった。敵が味方になる展開は王道のひとつなのだろうが、ラスボス戦前でレモネードが敵の幹部スズキと戦って、割と苦戦気味だったのがなんとも記憶に新しい。圧倒的に強かったキャラが苦戦するというのは読者的にはなかなか衝撃度が大きい。
ロックマンエグゼは、ネビュラグレイというボスに絶望感を感じまくっていたのを覚えている。フォルテと合体したりしてたような気がするが、ボスのキャラデザはやっぱ重要だ。10年以上たった今でさえ覚えているのだから、製作者のセンスは素晴らしかったのだろう。
ムシキングは後述しよう。
ドラベースは大好きだった。野球漫画だ。一応。
大体、私がコロコロを読むときは買って読むときか、かかりつけの病院においてあるやつを読むときなのだが、点滴とかでしばらく病院にいないといけないときでも、コロコロがあればなんのそのだった。ドラベースについては、基本どのキャラも好きだった。ただ最後の方でやはり「敵が味方になる」熱い大会があり、その時に今まで相手チームだったメンバーが仲間になるのだがこれが海外の選手に打たれるのだ。それでも、なんとか戦う日本勢のメンバーがかっこよかった。エモルが好きだった。
デュエルマスターズは、私が読んでた時結構シリアスだった気がしている。ザキラというキャラがいて、そいつをめぐって色々バトルするのだが、これも結構読んでてドキドキしていた。好きなキャラはバケツマンだった。でんじゃらすじーさんとかスーパーマリオ君とかケシカスくんとかほかにもあげればきりがないが、コロコロは私の小学生時代のバイブルだ。因みに実際デュエマをやったこともあるのだが、やってみてはじめて「ああ、漫画のようにはいかない」と強く感じた。当たり前なのだが。

広島カープ

私が野球に興味を持ったのは2006年にWBCで日本が優勝してからだ。
日韓戦での福留の逆転2ランが忘れられない。まだ現役選手なのが控えめに言ってすごい。それ以降、地元のカープを応援するようになった。当時はマーティー・ブラウン監督、その後野村謙二郎監督、緒方監督、という流れだったと思う。

広島市民球場(なくなった)に試合を見に行った時に、前田智徳が出てくると球場の空気が一変するのに鳥肌がたったのはいい思い出だ。私が好きだったのはコルビー・ルイスと、シーボルだった。カープファンの方ならわかる選手だと思う。日本人だと晩年だが緒方、前田、嶋あたりが代打で出てくるとめちゃくちゃテンションがあがったのを記憶している。因みにだが、私は市民球場にファン感謝祭の時に入ったことがあり、その時「末永選手」「佐竹選手」と話した。目の前に監督をはじめたくさんの一軍選手がいたし、当時わたしは小学生だった。あのとき、勇気を出してみんなのところに行っていればよかった・・・と思ったりもするが、それもまた思い出のひとつだ。

3連覇はやっぱり楽しかったが、2016年の日本シリーズが一番面白かった。
2017年はそもそもCSで負けたし。黒田と新井がいるカープが日本シリーズにでるなんて、夢でも見ているような気分だった。

昔は応援していた広島カープも、佐々岡監督になってからあんまり見ていなくて、久しぶりに見てみたら名前は知っているけど詳しくは知らない選手がたくさん試合に出ていて「?!」となり、今はなぜか楽天イーグルスを応援している。これを書きながら、「カープの丸佳浩」が私は好きなんだったと感じた。思えば彼が巨人に行ってからカープ愛が少し冷めた気がする。なんて頼もしい3番打者なんだろうと3連覇の時などめちゃくちゃ好きだった。あの打撃フォームをよく真似したものだ。

今私はプロ野球スピリッツAとパワプロの「栄冠ナイン」はやっている。野球はルールが変わらないし、大まかなシステムも変わっていないから。実を言うとサクセスはろくにできなくなってしまった。

パワプロクンポケット

「本当に全年齢対象?」でお馴染みパワポケシリーズも大好きだった。実際野球より彼女攻略が楽しいゲームだったのだが、実を言うとこれもほとんどやったというよりは「見た」が正しい。攻略動画とか、他の人が実況しているのを見たのだ。まじめにやったのは「9」だ。

これ、今ファンのひとが二次創作をいまだにやっているし、実況動画やパワポケwikiなんかはいまだに定期的な更新がある。コンテンツとして非常に強いみたいだ。私としては嬉しい限りだ。言うまでもないが私の中のヒロインは広川武美だ。一番最初に攻略成功した「山下貴子」と言って逆張りしてもいいところだが、一番苦しかったのは武美だ。

パワポケ9は「スーパー」と「商店街」の戦いに草野球を絡ませるというストーリーで、アニメになってもいいレベルで面白い。だが、子どもがわからないようなネタが結構ある。温水ちよという彼女候補は好感度次第では悪徳プロデューサーに脱がされるといういかにも現実的・・・ではなくて同人誌の内容のようなシーンがあるのだが、これが全年齢なのだから大したものだ。そういうイベントとかの描写が妙にリアルなのも、パワポケらしくてたまらない。因みにこのシリーズは完結した。終わってよかった。さようなら全てのパワプロクンポケット。

特撮

私はあまり声を大にして言っているわけではないのだが「ウルトラマン」「ゴジラ」が好きだ。特にセブンが好きで、ウルトラセブンに出てくる怪獣はまだ全部名前がすらすら出てくる。会話中に人の名前が出てこなかったりするのに怪獣の名前は出てくる。推しの怪獣はエレキングとガッツ星人、それからプロテ星人もなかなかよかった。セブンの怪獣は思い出補正もあって好きなのが多くて、メトロン星人もペガッサ星人もパンドンも好きだ。パンドンなんて、今でもフィギュアが手元にある。ラスボスなのにポンコツというギャップがたまらない(始まる前からボロボロのセブンに負けた)。

ゴジラシリーズもやっぱり好きだ。そういえば確か、ハム太郎の映画とコラボしていた気がする。その後、父親とファイナルウォーズを見に行ったのはもう17年も前のことになるみたいだ。やっぱりモスラがかわいい。かっこよさとかでいえばビオランテとかスペースゴジラはもうめちゃくちゃかっこいい。だが個人的にはやっぱり「へドラ」「ガイガン」あたりは「怪」の要素がすごく強いと感じるし、恐竜が大好きだった私とすれば「アンギラス」はやっぱりシンプルでかっこかわいい。

何より昭和のウルトラマン(ゴジラもそうなのだが)は、子供向けかと思いきやガチガチに社会派のドラマだったりする。「人間なんて宇宙人に襲われるほど信頼してない」と165キロの皮肉ストレートアナウンスを最後に放り込む「狙われた街」をはじめ、「ノンマルトの使者」「円盤が来た」などあげていけば今でも考えさせられるような内容の脚本の回がたくさんある。私はセブンのファンなのでセブンの例を出したが、帰ってきたウルトラマンの「怪獣使いと少年」なんかは今では放送できないレベルの陰惨な内容だ。興味のある方はあらすじだけでも調べてみて損はしない。

ニコニコ動画

「ニコ厨」という言葉ももはや死語なのか。
かつてニコニコ動画に行っていた人達のことをそう呼ぶ時期があった気がするのだが、最近は聞かなくなった。恐らく、ニコニコ動画にいる人間そのものが減ったのだろう。私は「ドナルド」とか「MUGEN」とか「東方(今でも現役だが)」が大流行し、今でこそ当たり前のように思われているボーカロイドが出てきた頃にニコニコ動画に入り浸っていた。もっとも、私は世代的にはまだ遅れているほうだったのではないか。「原宿時代」と言ってわかる人間がどれだけいるかわからないが、私がニコニコ動画にはじめて入ったのはその時期だった。

今はSNSの更新だけされているRabiさんという外国人の実況にドはまりしたのがもう10年以上前なのだから、時間の流れというものを感じずにはいられない。他にもアブさん、コジマ店員さんをよく見ていた。今でも活動されているのを見ると安心する。

歌でいうと、「炉心融解」とか「メルト」「ブラックロックシューター」「メランコリック」を代表に多くの名曲があった時代だ。もちろん今でもそれらはいい歌なのだが、私より下の世代に聞くと「知らない」と言われる。脳漿がさく裂していたり、刹那トリップしていたりした時代でもある。因みに私の推しのボカロPはdorikoさんという方だ。「コペルニクス」という歌はとてもいい。

組曲ニコニコ動画、ニコニコ動画流星群・・・走馬灯のBGMはこれかな。

ニコニコの昔の動画のコメント欄には、原宿時代はもとより恐らくそれよりも前の時代の住人のコメントがたくさんのいいねをつけられている。当時イケイケだった配信者たちももう30代40代50代なのだろう。私が26になるのだから・・・。

そして今

2021年6月現在、私のメイン戦場はYoutubeへと変わった。VIPさん、ありけんさんの生放送を私はよく見ている。動画では六丸さんという方のあげている動画やブライアンの動画が大好きだ。ブライアンは確か世代的には同じくらいなのだが、その多才さに舌を巻いている。六丸さんはどこで勉強されたのだろうという語彙力と言葉のチョイスで紡がれる実況がたまらない。生放送は純粋に楽しい。今、リアルタイムでこの人がこうやって生きてるんだと思うのは不思議で面白い。恐らく見ている人の何人かは、ニコニコに育まれた人達だと思う(思いたい)。ウマ娘とかAPEXとかやってみたいゲームはあるが、手が伸びない。

プロスピでいうとメッスさん、メリッサさん、REIチャンネルさんの動画や生放送を好んで見ている。都市伝説系だとNaokimanさんの動画が非常にクオリティが高い。他にもたくさん見ている配信者はいるが、昔見ていた人がいつのまにやら本を出していたり有名人とコラボしていたり、チャンネル登録者が100万人いってたりするのですごいなあ・・・と思いながらその様子を見ている。

実を言えば私も配信者を目指したことがある。実況動画をあげて有名になりたいと思った。だが、うまくいかなかった。やりたいことではなかったのだろう。私はこうして文章を書くのが好きなのだが、はっきりいって所得で言えば底辺も底辺だ。ただ、どれだけ考えても働きたくないのだ。何度か書いているが私はある職場でバイトの分際で非公認の現場指揮官をやっている。

能力を買われて、「上の役職に推薦してやる」と言われるのだが、「推薦するなら店長とはいわずとも現場主任くらいにしてほしい」と思ってしまう。かつて家臣の立場にありながら王になりたいと言った中国の武将韓信もこんな感じだったのだろうか。ともあれこういう韓信ムーブを繰り出してしまう傲慢さが邪魔をする。能力を評価してもらえることはありがたいのだが、「病弱の身をおして働く。そして私は必ず結果を出す。だけどその給料では安すぎる」という、結果を出してもいないのに高給を求める態度が強い。しかも絶対に退く気がないのだからもうどうしようもない。ダメ人間である。

眉唾の情報だが私の先祖は足利家にあるという。だがその名門くろうさぎ家も私の代で終わってしまうだろう。この給料では結婚などできようはずもない。だがどうやってもこの世界で夢を見られない。私が何かを表現することができるのは、せいぜい文章くらいしかないのだ。何をやっても大して楽しくなく、楽しいのは楽しい事を楽しそうにやっている人を見る事なのだ。

だがある意味それは幸せなことなのかもしれない。長男であれば家督を継がされ、女性とは政略的に結ばれ、と、いつぞやの時代は「多様性」なんかを語る人間が一瞬で嘔吐しそうなほどガチガチな時代だった。むろん、立場によってそれは変わってくるのだが・・・そこには「身分」という超えようにも超えられない壁があった。

没落貴族だろうがなんだろうが、働かずにYoutubeを見てだらだら生きることができることを選べる時代。それは歴史の偉人たちが築き上げてきた歴史の産物でもあるのだ。そう考えれば今もまんざら悪くはないのかもしれない。昔の人たちが悪かったと責任転嫁をしておこう。
いつか、私の「ストーリー」があなたの「ストーリー」と交わる事があるかもしれない。その時はひとつ、よろしく頼みたい。どうか私を、韓信の時に誰かがやったように「謀反の疑いがある」とか言って偉い人に突き出さないでくださいね。

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