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調子が良いから移住を考えてみた。②ホステルヘルパー編| #くらすように遊ぶマガジン

EFC Inc.公式note「 #くらすように遊ぶマガジン 」は、私たちとともに遊び、はたらき、くらしている仲間たちの「生き方」を紹介する「ライフスタイルマガジン」です。
このマガジンを通して、読者のみなさんがこれからの生き方や「豊かなくらし」について考え、アクションを起こすきっかけにしていただけたら幸いです。
▶︎ https://note.com/efc_hokkaido/m/m4c083103d0e9

こんにちは!上川町への移住を検討中のはるなです!
前回の「調子が良いから移住を考えてみた。その1」は「移住することを考え始めた理由」について書いてみました。

自分の「好き」「心地良い」をもう少し大切に暮らしてみたいと考えた私。「自然の中で暮らしたら私はどう感じるんだろう?」と思い、なんだかとても魅力的だった層雲峡ホステルのヘルパースタッフに応募したのでした。

今回は私が「移住すること」を本格的に考え始めた、層雲峡ホステルでのヘルパースタッフ生活のお話しです。

大人のインターン

泊まったこともないのに勢いのまま応募したホステルのヘルパー募集。
まずはオーナーの陽平さんとオンラインでどんなことをやりたいかなど概要をお話しさせていただきました。
「ヘルパーであっても期間が短くても、自分ごととしてどんどん意見を言ってほしい。」という言葉を聞いて少し緊張したこと、面白いところに応募してしまったワクワクがあったことを覚えています。

また、陽平さんに「ヘルパーを大人のインターンとしても活用してほしい!」という思いがあったことも、採用してもらった後にnoteを読んで知りました。この時はまさか違う仕事に触れてみることでこんなにたくさんの気づきがあるなんて思いもしませんでした。

そんなこんなで、職場の夏休みを利用して、思いつきと勢いでふらりと層雲峡に来てしまった私は、6月に3日間、7月に1週間の合わせて10日間、層雲峡ホステルでヘルパーとしてお世話になったのでした!

しっくりくる感覚

層雲峡ホステルのリビング

うまく表現できないけど、ホステルはなんだかすごく「しっくり」くる空間でした。

本だったり置いてあるものだったり、ちょっとした言葉選びだったり。
ゆるっと迎えてくれる雰囲気がすごく心地いい。
とにかく私のストライクゾーンど真ん中をせめてきてました。

私は「これ好きだな〜」と感じるものが毎日の生活の中に結構たくさんあります。
それは言葉だったり、雰囲気や色合いだったり、本当にちょっとしたことなんです。
ただただ私の中にある感覚で、自分でもうまく表現することができないものだから、誰かと共有するのがとても難しい。
層雲峡ホステルにはその本当にちょっとした「好き」がたくさんあったことが「しっくり」きた理由なのかもしれません。

ホステルのお仕事って?

早速ヘルパーのお仕事。
ヘルパースタッフは主に宿のお掃除とベッドメイキングを担当します。
宿をピカピカに保つこと、お客さんたちに快適に過ごしてもらうことがこんなに大変なことだったのか…!としみじみ感じました。

特に層雲峡ホステルの水まわりはいつもピカピカで感動するので、行った人はぜひよーく見てほしい!

「これをしたらもっと過ごしやすくなるかな?」「こんなこともお客さんたちに伝えられたら快適な登山や旅になるかな?」とみんなで考えて、毎日少しずつ進化させているからこそ、こんなに居心地の良い空間ができているのかと納得。

層雲峡ホステルで働く人たち

スタッフ・ヘルパーはみんな個性豊かで魅力的な人たちばかり。
みんなそれぞれ山に登ったり、釣りをしたり層雲峡の生活を楽しんでいます。
年齢も出身も、今までどんなことをしてきたのかもばらばら。

普段はあまり関わりを持たないような人たちと話すと、やっぱり面白いし、新しい発見がたくさんあります。
誰かが新しいことに挑戦したり、楽しい発見があるとみんなで共有して、それぞれが自分ごととして吸収していく。
きっとこれはどこで暮らしていても、どんな仕事をしていても当たり前に起こっていることのはずなのに、これまでの私の生活では意識することがなく、気がついていませんでした。
ホステルにいるとそれが目に見えて、それぞれがお互いに良い影響を与えあっているのがよくわかるんです。

私も看護師をしているのに知らなかった「コミュニティナース」ついて教えてもらえたり、登山は超初心者だけどみんなに色々教えてもらって大雪山の黒岳にも登ることができました。

“ コミュニティナースとは職業や資格ではなく、地域の人の暮らしの身近な存在として「毎日の嬉しいや楽しい」を一緒に作り、「心と体の健康と安心」を実現するために活動している人たちやコンセプトです。北海道でも数名活動している方がいらっしゃいます。

出典:https://community-nurse.jp/

そんな中で特に刺激を受けたのが層雲峡ホステルマネージャーのあさみちゃんでした。

遠い世界の話じゃなかった

あさみちゃんはホステルのなんでも屋さん(と勝手に思っている)。
ひょいっと移住してきて宿のマネージャーをしています。

そんな彼女は宿全体をいつも見ていて、お客さんが心地よく過ごせるようにあれこれ陰で工夫しています。本当にあれもこれも。
ものすごく特別なことをしているわけではないんだけど、あさみちゃんだからこそ気づけたこと、いいと思ったことを1つずつ行動している。
それが宿に還元されていくことで、宿が少しずつ進化していく。
なんだかすごくいい…!

同年代で好きなものも似ているあさみちゃん。
一緒に過ごしたのは短い期間だったけど、悩んでる姿もゆるゆるの姿も知ることができました。

こうして住み込みで生活もお仕事も一緒に過ごしてきたからこそ、宿の仕事もそれ以外の仕事も「自分にできること」「いいと思ったこと」の積み重ねであって、決して遠い世界の話ではないのだと思わせてくれました。
私はもう看護師しかできないと思っていたけど、案外そんなこともなさそうです。

心地よい生活を考えるために層雲峡に来たのに、予想外に「大人のインターン」計画を大成功させてしまいました!

そして、層雲峡に来て、もう一つの大きな発見がありました。

なんだか調子が良い。

「この10日間は楽しむぞ!」と決めていたからということもあるのだけど、自然に囲まれて過ごすのはやっぱり心地がよくて、なんだか心と体の調子がいい。
お客さんとのお話も、みんなで食べる賄いも楽しいし、すごく美味しい。

そして、調子が良いとあれこれやりたいことが浮かんでくる。

お客さんは登山や旅、ホステルを満喫しているし、負けないぐらいスタッフも毎日の生活を楽しんでいる。「環境は大事」と良く言うけれど本当にそうで、周りの人たちにかなり引っ張り上げてもらっていました。

自分は調子が良いと「楽しい」も「心地よい」もこんなに素直に感じられるらしい。
具体的に何かはわからないけど、ホステルの生活は私にとって「生きやすい」がたくさんありました。

このことに気がついたとき、「移住」という言葉が一気に自分ごとになりました。
そして、それをさらに自分ごとにしてくれたのが、上川のまちとPORTOだったんです!

上川町にある南町公園。通称「ミナコー」

たくさんの人が楽しみながら働き暮らしている、ワクワクが止まらない場所でした。
次回は上川のまちとPORTO編。
お楽しみに〜!


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ライター/中川春奈
編集/絹張蝦夷丸(EFC Inc.)
カバーデザイン/梶日菜子(EFC Inc.)

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