イングランド対イラン

イングランド 6対2 イラン

試合前の国歌斉唱では、イランは誰も歌っていなかった。
9月にヒジャブの着用のしかたで、逮捕され、急死したイラン人女性のために国歌を歌わなかったのだろう。
イングランドはキックオフ前に片膝を付いて、差別に抗議する姿勢を示した。
日本代表もなんらかのパフォーマンスをすることを期待する。

さて6点もイングランドが取ってしまったので、個々の得点は書かないです。

ベスト4の前回大会より、イングランドはさらに成長したと思う。

素晴らしいのは、先発全員が同じサッカースタイル(プレミアリーグのスタイル)を共有していることだ。前回大会では、ケインのポジショニングとキックの正確性・強さが素晴らしかったが、今大会では、前線の選手はみなケインと同じようなプレーができるようになったように見える。

もともとケインが世界一うまかったと思えるポジショニングのうまさが、全員に広まっているように見えた。だから、相手(イラン)のクリアボールをみな拾ってしまう。また、相手(イラン)がプレスをかけてきて、ヒールパスで背後の味方選手にかんたんに渡す。そして、うまくいかない時はすぐに安全にバックパスをする。

イランはボールが持てない。前半ではシュートチャンスさえ作れなかった。
ハーフタイムで立て直しをある程度でき、後半は攻撃できるようになったは、その立て直しはさすがロス・ケイロス監督かなとも思う。
アジア最強チームを作り上げただけある。

最後はラインも崩壊した。

イランはアジア最強(FIFAランク アジア最上位)だが、イングランドはまちがいなく優勝候補の一角だったことを示した試合だった。

第1節が終わったところで、ここに優勝候補をリストアップがしたいと思う。今日、まずイングランドがそのリストに入った。

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