2度目のデビューを見届けている間に、走り抜けてしまった3月のしっぽ
3月が行ってしまった。noteも、ブログも、手帳も、とにかく自分のための文章を書かない月だった。書くべきことはたくさんあった。ただ、気持ちがとにかく忙しかった。気持ちが整理できてからかくより、書きながら整理されることの方がずっと多いと知りながら、それをする事もしなかった。
うちの子が、デビューした。そのためのイベントやらなにやらをリアルでも電波を通じてでも追いかけているうちに、1か月が走り抜けて行った。
振り返ればわたしは何年も、デビューをみたい女だった気がする。重岡くんを筆頭に、関西ジャニーズJr.が丸ごと好きで可愛くて仕方がない時期があった。ちょうどその頃デビューを決めたのがジャニーズWEST。担当ではなかったとはいえ、好きで応援している子の、目標が叶う瞬間に立ち会えたことは何年経っても特別だった。
もちろん立ち会えるのなら、デビューじゃなくたっていい。全国ツアーとか、主演舞台とか。とにかく、その子が叶えたいと思っていることをわたしにできる精一杯で応援する。叶わないものの方が多い世の中かもしれないけれど、描かないことには始まらない。“その日”をわたしが迎えるためには、“そんな彼をわたしはできる限りでずっと応援してきた”と思える自信が必要だった。とにかく時間とお金と愛を注いできた理由は、きっとそれだったんだろう。
彼がデビューに立ち会わせてくれたのは、これが2回目だった。1度目は、2022年11月。グループのメジャーデビュー。あれからたったの4か月後、今度はソロデビューしてしまった。なんと。
世界の中心が長いことジャニーズだったから、発表があればCDだってツアーだって、基本は売れるものだと思っている。界隈が変わって、アーティスト自身がCD1枚、ライブのチケット1枚を売るためにどれだけの労力を来る日も来る日もかけなければいけないのかを思い知る期間でもあった。もちろんうれしい。けれど、ファンだからって単ににこにこしているだけで発売日を待っていれば良いというものでもなかった。
そんなこんなで迎えた3月8日の彼のソロデビュー日のライブと、彼の所属グループ結成5周年の記念ライブ。ステージに立ち続けることの楽しさと、苦しさと、だからこそ味わえる喜びと、そういうものをわたしも少しはわかった気がする。
どちらのライブも最高だった。楽しかったし、嬉しかった。でもそれ以上に、ステージ上でかっこよくパフォーマンスして、その日を迎えられたことを何度も嬉しそうにかみ締めている様子をみられたのが1番しあわせだったんだ。
誰かを応援するということを、もう何年も続けている。つくづくわたしは、できる限り全部をみて、何をして、何を考えているかを知って、それでやっと胸を張れるというスタンスなんだと、痛いほど思い知る期間でもあった。
この3月の裏面では、たくさんのクライアントさんと取材のお仕事をしてきた。ある方とのやりとりで、全部を背負ってでもこの人の為にと思えてさえしまえば身を削ってでも尽くせちゃうタイプだなと思い知るなどした期間でもあった。だからこそ、たくさんの人に少しずつというのではなく、この人!と思えた人ととことん関わるスタイルを選びたいし、さらに深めたいきたいと思う。
そんなこんなで気づけば4月。世間は新年度を迎えることだし、わたしも気持ちを新たに、好きな人たちにより一層注げるものを注ぎつつ、そのときどきの頭のなかをきちんと文章に残しながら、ゆるくたのしく進んでいきたい。そんな気持ち。
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