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がんばれ!ひまそらあかね

いまさらみたね。ひたすらばかね。

さっきようやく「ひまそらあかね候補の主張を須田慎一郎さんが独占取材」という動画を見たが。海千山千の須田慎一郎がここまで詰められてるの、初めてみたよ。

ひまそら氏は、暴力的なまでの正論を、矢継ぎ早に、力一杯なげつけまくる。口をはさむスキなど与えない。口を挟んで、その言葉がズレてるようなら、すかさず訂正。出馬理由を問われたら決め台詞のように、「おれのゴーストが囁くのよ」。いいセリフだけどさ、ひまそら氏。これが攻殻機動隊のセリフのオマージュだなんて、須田慎一郎になんてわからんと思うのよ。

動画を見終わって数時間、まだ興奮がおさまらない。ひまそら氏って、すんごいキャラだね。正義感がみちみちみちみちあふれている。ファンになっちゃった。幸か不幸か、ちゃんと最後まで見ちゃったので、タイパ重視の社会人の皆様のために、象徴的なエピソードをひとつあげる。

「今日、ホットなタイムリーなネタがあるんですよ」と、ひまそら氏が切り出した。「岩下食品の社長が、『ひまそらあかねをなぜ報道しない』と、ミヤネ屋のディレクターに聞いたんですよ」。でも、ディレクターは電話で「ディレクターの立場ではお答えできない」と返答した。「僕は放送禁止なんですかね」とひまそら氏は嘆く。

須田慎一郎は「今回56人出てしまったから、それを全部読み上げるのは不可能だというのがある」とディレクターの立場を擁護したが、ひまそら氏は、「それは詭弁ですよね」とバッサリ。

そして、「少なくとも、上位って言われてる中に僕は入ってると思うんですよ」「別に56人全部扱う必要はなくて、上位5人とかでいんじゃないですか」「ぼく、田母神さん、あと上位3人と言われてる人で十分じゃないですか」。

須田氏が「その線引きの基準も、あいまいじゃないですか」と食い下がるも、「上から5人ってわかりやすいじゃないですか」「どうせ一人しか当選しないんだから、5番手に入れないひとには目がないですよ」。

いやあ、キッパリ言うね。江戸っ子だね。「まあ、マスコミが初めて恐れる存在として僕が出てきたんじゃないですか」というのも名言だったね。「今回の選挙って面白いですよね。今までと違って、小池かひまそらになってる」というも、かっこいい。

「ひまそらあかねをなぜ報道しない」

と、氏は訴えたが、その答えは、開票後に嫌でも数字ではっきりするだろう。マスコミが黙殺してるのか。眼中にないのか。

ひまそらあかね氏は、姿こそ見せなかったが、肉声、声色、しゃべり方で、人物像は十分透けた。この動画は、「ひまそらあかね」が、どんな人間かをありありとみせてくれたと思う。とくに動画のラスト周辺は、ものすごい粘着力。靴底についたガムのようだ。ふんじゃったら最悪。

このひとは、いいひとだけど、こわいひとだねえ。いろんな意味で。まじでこわかったから、タイトルは「がんばれ!ひまそらあかね」としておく。そうしろって囁くのよ私のゴーストが。

きょうの曲は、レディオヘッドの「Creep」。大仕事をやり終えた須田慎一郎さんに捧げます。ほんとうに、おつかれさまでございました。


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