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言葉で伝わり方が変わります! 〜あなたは「得たい?」それとも「失いたくない?」〜
何かを「伝える」時に相手が「聞きたい」となる源は何でしょうか?
もちろん「興味がある」という状態が源ですが、そこまで「興味がない」という場合は、どうやって「聞きたい」という気持ちを醸成したらよいでしょうか?
大枠でいうと次の2つです。
「得たい」
「失いたくない」
究極の状態でいうと「生きたい」と「死にたくない」です。
これは究極すぎますが、どちらの欲求が強いでしょうか?
これも時と場合と人によって違いますが、一般的には「失いたくない」の方が強いのです。
なぜならば、今ないものを「得たい」という欲求よりも、今あるものを「失いたくない」という欲求のほうが、日常に与えるインパクトが大きいからです。
人が大人になるにつれて、挑戦をしなくなっていくのがその理由の1つです。
失う怖さを知らない子どもは、様々なことに挑戦しますが、色々なものが満たされていくと、それを失う怖さが強くなっていくのです。
分かりやすいものが「お金」ではないでしょうか?
お金がない時は「稼ぎたい」とか「稼がなければいけない」と選択の余地がありませんが、これがまさに「安全欲求」ですよね。
しかしある程度お金を稼いでくると、今度は「失いたくない」という気持ちが勝ってくるのです。
目の前のことに感謝することはあっさりと忘れてしまうけれど、目の前のことを失ってしまうことについては敏感なのが人間です。
そして何かを「伝える」という時に、このようなことを活用して相手の「聞きたい」姿勢に繋げることができます。
例えば「この話を聞いたら100万円儲かります」というのもいいですが・・・
「この話を聞き逃したら100万円を儲けるチャンスを失います」というほうが相手の心に刺さるかもしれません。
また「この本を読んだら新規顧客が100人獲得できます」というのもいいですが・・・
「この本を読まなかったら既存客を100人失います」というほうが相手の心に刺さるかもしれません。
このように相手の耳を開くために「得たい」や「失いたくない」という欲求を活用することで結果が変わってきます。
しかしこれは一般論です。
なぜ一般論かというと、人はそれぞれだからです。
人によっては「得たい」とか「失いたくない」よりも「貢献したい」という欲求のほうが強い人もいます。
だからマズローの5段階欲求を踏まえながらも、相手の立場に立つことが伝える力の源になるのです。
こちら「相手の立場に立って考える人と考えられない人」も良かったらご覧ください。
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