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きれいな発音になる!ピンイン拼读   ピンイン学習法最強!最適の理由?

日本語訛りの解消に最適ですので、日本人にとって最適なピンイン学習法と言えます。その理由を挙げてみます!

✔ 日本語発音との違いが分かりやすい!

拼读は、ピンインを子音・母音に分解し、発音することから始めます。

子音と母音の分解により、同じアルファベットでも日本人がローマ字で発音する音声との違いが判別できます。

単語にして発音する時、判別しにくい音声を子音・母音に分解することで、自分とはどこが違うのかが分析できます。ネイティブの発音に慣れてきますと自然に中国人らしい発音の特徴がつかめます。

例えばピンインの「bo」と日本語ローマ字の「bo」は表記が同じ似た音声です。しかしピンイン拼读で練習する際、まず中国語では子音の唇音「b」で発音の仕方を学びます。結果微妙な音声の違いが浮かび上がってきます。

b:唇音・破裂音

子音bは息をせき止めて破裂させる一瞬の音で、発音の方法は「 口を閉じ、結んだ唇を急に開きます」と教えられます。じっさいに発音すると日本語の「ぼ」で発音してしまいますから、「唇をもっと固く結んでから、急に破裂させる」と指摘され、先生の発音を聴けばなるほどと違いが分かります。

拼读は単なる暗記や覚える作業だけでなく、実際に言葉を発音するスキルを磨くものです。

発音の正確性向上

拼读は、文字や音節を正確に発音するスキルを養います。学習者は発音の正確性を向上させることができます。拼读の実践によって、特に音声を分解した音素の発音に慣れることで、微妙な違いの判別力も向上します。

これは外国語スキルが向上するアプロ―チになります!

✔ 音節に慣れることで、言語感覚の違いを身に付けることができる!

拼音は音節を基本的な発音の単位として扱います。音節は子音と母音の組み合わせで構成されます。子音と母音を分解して学習することで、音節の構造とそれに伴う発音が理解しやすくなります。

音節という言葉を初めて聞く方も多いと思います。難しい概念ではありませんが日本人には慣れていません。ですから漢字一文字の読み方が音節だと言われても、それがどう発音に関係しているかピンときません。

門(もん)の中国語は (mén) です。発音もそっくりです。でも「門/も・ん」は2音節で(门/mén)は一音節だと言われても、それが発音にどう影響するのか、ピンときていないと思います。

门(mén) の発音

中国語の発音の仕方を拼读で解説すると次のようになります。声調を省いたピンインは「men」で、子音は「」母音は「en」です。子音・母音の一セットですから一音節です。でも音節の概念を理解していませんと「me n」つまり「me」と「 n」の2音節で発音しかねません。

m:唇音・鼻音

子音mは音声を鼻腔の方へ流して音を出します。口を閉じて声門を振動させますが、口を開いて、音を出す際に鼻腔も通るため、鼻からも音が出ます。

日本語の子音「マ行」と同じような発音です。ただ中国語の子音「m」は「上下の唇をぴったりあわせて、「タメ」の時間を意識的に作るという日本語の発音とは違いがあります。

日本語の発音より、唇のあわせと鼻に音を抜けさせる感じがより強くなります。また子音mの発音は「m(o)」で子音のフォームを作って確認し、瞬時に続く母音を併せるようにen」と発音します。

何より、日本人は音節を意識していませんから、「め/me」で発音しますと中国語と違って「m(o)」の口型で入ってタメを取る箇所が、最初から「me」になり、子音のフォームの型くずれ(スタートで子音の構えがない)が生じます。

✔ 日本語は子音の練習がなく、日本語発音は常に母音の口型が優先するため、中国語の子音のフォームが不正確になる!

日本人は音節の感覚がないうえに、日本語の発音は母音の「あいうえお」が発音の口型のベースにあって、子音「かさたな・・・」は母音と一体化しています。それで日本語発音は母音法と言われます。劇団四季の有名な「母音法レッスン」は「ありがとうございます」を母音に分解して「あいあおうおあいあう」と練習します。

それに対し、中国語発音では拼读の練習で、子音を徹底的にトレーニングします。漢字を見ればピンインが浮かび、音声の始まりは子音ですから、子音のフォームの構えをすぐ取り、発音がスタートします。母音はその構えの後で音声化する時に、子音に併せて母音の発音の方が崩れます。

ピンインは子音・母音を「繋ぎ合わせる・組み合わせる・併せる」です。中国語では子音・母音の関係の発音の本質は子音優先と言われ、子音のフォームは崩しません。それで上記の発音で、子音のタメを作るという「子音の構えを取る」意識が働きます。

上記の内容はNHKラジオ中国語講師の加藤徹先生の記述からの引用です。

実際の単語の発音では音声は母音で出ますから、構えのレベルで音声化はしていません。最初の子音は構えでしかありません。瞬時に、続く母音が母音として音声化します。

詳しくは次のNoteの記事を参考にしてください。

ピンイン拼读の実際の学習法を記した記事もご覧ください。

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