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100点連発は難しい【公立小=簡単】はウソです

stand.fm【中山まち子の気ままにラジオ】の台本になります。

今回は100点連発は難しい。公立小=簡単はウソ、と題してお話をしていきます。公立小というと学力差もあったり、学習指導も真ん中より下の子に合わせるという話が知れ渡っています。

そのため、そんなに難しくないとイメージを持ってしまう保護者の方もいます。しかし、現実はそんなに甘くないようです。

2020年度以降は低学年でも100点連発も怪しい

2020年度から小学校での学習指導要領が変わりました。一番メジャーなのは小学5,6年の英語教科化でしょうか。

しかし、他の学年でも地味に変化しています。表現力や読解力重視ということもあり低学年でも授業内容が変わってきています。

最初から新学習指導要領の子ども③の教科書や宿題を見ていても、けっこう子ども①②の時よりハードル高め。算数では文章問題がかなり出ています。授業でも、自分で問題を作ったりなどしている様子。

考える力を育てる教育が行われている。国語も読解力系の問題がテストで出ていたりと驚きの連続。

読解力ない子は、高得点を取れるのが難しいのでは感じています。

単位換算の単元は意外と大きな落とし穴

テストで100点が取れにくくなる教科や単元は個人差がありますが、どんな子でも気をつけて欲しいのは単位の問題。

単位換算は普段使わない㎗も登場するので、㎗をリットルに変えるのは親がパッと答えられないレベル。

数字が合っていて単位が間違えていると言うこともあり、子どもとしては「数字が合っているから惜しかった」と考えがち。

それが盲点で、単位の見直しをスルーする子もいます。仕事をしている時も、【数字が合っていたから】【単位だけ違う】と不満を口にする生徒がいました。

それだけ、単位間違いの重大さを理解していない子が多いので注意が必要です。

高学年で100点連発のメンバーは固定

理科や社会も本格的に難しくなってくるため、全ての教科でまんべんなく100点連発または高得点連発する子は固定されてきます。

興味関心の有無によって点数が上下しやすい理科社会を含めて高得点を維持する子は限られてきます。

公立小だから簡単、とは言い難い状況になります。

そうすると、思うように点数が取れない子は諦めモード突入。突入しないように親もあの手この手尽くそうとしますが、反抗期も重なってきて思うように事が進まないことも多々あります。

そして、中学進学するとさらに高得点取れるメンバーは減少。まさにピラミッドのように学力が固定。そこを覆すには相当な努力が必要となってきます。

点数だけに執着せず、こうした特徴を活かして子どもが躓いた単元を早期に見つけていきたいですね。








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