見出し画像

成長をするためになにをするか

私は30代に突入するにあたって、20代よりももっと成長して頑張らないといけないんだろうなと意気込んでいる。
そのために意識付けなければならないことを備忘録として残す。

コンフォートゾーンを出る

コンフォートゾーン、とは謂わば「安全圏」。自分にとって心地が良い範囲。
その外側には「ラーニングゾーン」がある。この範囲は、自分に一定のストレスはかかるもののストレッチをかけるためのエリア。勉強しなければならなかったり教えを請わないといけないことがある、自分の経験や知識ではやっていけない領域を指す。
このラーニングゾーンに自ら突入していけるかが大事である。

プログラミングだろうが資格試験だろうが、自分が理解できたり解決できる問題をいくらやっても「成長」にはつながらないだろう。自分にできないことができて、はじめて「成長」と言えるのではないか。
この、解決できる、理解できる、という安全圏がコンフォートゾーンでありそのぬるま湯に使っていては成長はできない。1年2年も同じことをやって安全圏にいるようでは成長はできない。

その安全圏、コンフォートゾーンにいることに危機感を感じることがまず成長の一つだと思う。

20代は0スタートだから身につけるものしか無い。ただ、30代になると身についているものは多い。その経験をもとに片手で仕事ができることが増える。その片手のままで満足しては成長が止まるため、自分に対して新たにチャレンジを設定するのがラーニングゾーンである。新しい仕事、大きなプロジェクトに挑戦する人などがラーニングゾーンにいる人だろう。
日々自分はラーニングゾーンに身を置けているのだろうかと自問自答する必要がある。

SNSが最たるコンフォートゾーンである。(匿名で安全であるから)

人を評価しない

人を評価し始めたら成長が止まることがある。「止まることがある」だけなのでそれが全てではない。例えば、部下の人事評価など、評価しなければならないこともある。

ここで言う成長が止まる評価とは、「最近の20代は○○だから駄目だよね」などとネガティブに評価することである。現象を自分で把握するのは良いが「だから駄目だよね」と言い始めてはいけない。
これは、コンフォートゾーンから他人を評価しているからである。自分の立場から評価しており、自分の考えを正当化させる考え方。正当化させたところで周囲と上手くやれるわけではない。

成長する人は、そこから「だから自分はどうすればよいのか」を考える。評価をして「だから駄目だよね」だけでは何も変わらないため、評価より、ポジティブな感心をして関心をもつことが大事。

評価をするのならプラスαで自分がどうしたら良いのかを考える必要があるという結論に至った。部下が低い評価ならば、評価をした上で、そのフォローアップが必要なんだろう。

前述の通りSNSは最たるコンフォートゾーンなので、そこからネガティブな評価だけで終わるのでなく、成長のためにはポジティブな評価をしたり、自分の行動を考えるのが得策だ。

自分を基準にしない

自分だったらこうするのに、と思うことは誰しもあるだろうが、これを拗らせると「人を動かせない人」になってしまう。
年齢とともに相手の気持がわからなくなる。これはジェネレーションギャップもあり仕方ないものだ。だからこそ「自分だったらこうする」を捨てることも必要。年齢とともに「自分だったらこうする」が増えるのだそうだ。

アフリカのことわざに、

早く行きたければ一人で行け、
遠くへ行きたければみんなで行け

アル・ゴア元米副大統領、岸田首相も引用

というものがある。
「自分だったら」と思った時点でそれは独りよがりであり人より早く行くのだろう。それが正しい選択肢である場合もあるが、人を動かしたり、人と一緒に動くのであればそれをなくすことも必要だ。
早く行くよりも遠くに行くために自分の基準を捨てるということを考えるのが良い。

「やったことがない」を理由にしない

やったことがないことを理由にして、やらないことを正当化してはいけない。
やったことがないことは面倒くさいが、それではコンフォートゾーンを抜けられないのだ。脳がそもそも省力化を行い、一度やったことを経験で対応するようになっている。例えば、見知った道を通ると安心するが、知らない道は緊張して不安になるようなことも脳の自然な現象である。それを楽しむ人は成長する人なのかもしれない。基本的に好奇心を持って違う道から行こうとはしないそうだ。

しかし、コンフォートゾーンから抜けないため、やったことがないことを理由にして凝り固まった老害になりやすくなってしまう。
一定の知識を得た人が「扱いにくいベテラン」になることもしばしば。扱いにくいベテランは「それはやりたくない(私それはやったことないから)」という本音の隠れた建前が出ることが多い。

会社員はある意味ラッキーで、自分がやりたくないことも「やって」とお願いされることがあるため、無理やり成長の場を作ってもらっているのだ。
ただし、それが自分の成長のためにならないのならやる必要はないと思うが。
会社員、でなく経営者の場合は自分でやりたくないことをやらされる機会はあまりないのだ。

自分の価値を高めるために、「経験×知識」という掛け算で考えることが大切。

まとめ

コンフォートゾーンを出て、迷ったら自分の知らない厳しい道へ。

人を評価した後は、評価対象に関心を持って感心すること

自分を基準にせず、多様性を大切に。
早く行くより遠くに行くために。

やったことがないことは、経験×新たな知識


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?