👀私の視点［今回乗った4社のエアラインを勝手に比較ランキング］

当マガジン「米ボーディングスクール潜入記録」では、2022年6月に私が潜入するアメリカのボーディングスクールの同窓会、卒業式、サマースクールなどの様子を写真と文章でレポートします。

今回のボーディングスクール潜入ツアーでは、国際線・国内線で合計４つのエアラインを利用しました。

搭乗した順に、ZIPAIR、JetBlue、American、そしてAlaska航空です。

この記事では、それぞれの搭乗体験の良かった点・残念だった点を挙げながら、個人的なランキングをしてみます。

当然ですが、あくまで私の個人的な体験の比較ですので、必ずしも航空会社の良し悪しとは限りません。

3位→2位→1位→4位の順で行きますね。

3位：ロゴの顔が怖い

はい、この怖いけど憎めないお顔が一際目立つアラスカ航空が３位です。

今回はワシントンDCのレーガン空港（DCA）からロサンゼルス空港（LAX）までの区間で利用しました。

このロゴと会社名のインパクトで、それまで乗らず嫌いでした。（いや、嫌いとまではいかないけども）

でも今回の搭乗体験で、また選択肢があれば次からは躊躇なく乗れると思えました。

機内は普通にきれい。

さりげなくUSBとコンセント電源がありますね。

機内サービスも過不足なく。コーヒーがたっぷりで嬉しい。

あのロゴの渋いお顔は、機内では一切出てきません。ほんと謎（笑）

ちなみにアラスカ要素もどこにもありません。私が気づいていないだけかもしれませんが。

安全のしおりもポップでわかりやすくて好感。

必要な情報がきれいにまとまっていて、機内サービスも迷わないし、インターネットも問題なく接続できました。

名前とお顔ロゴ以外、ホントにただのイケてるエアラインです。

実際は1930年代に創業された老舗航空会社です。日本で一番古いJALでも1950年代創業。

時代に置いていかれないご長寿エアラインだと思うとさらに好感がアップ。

機内の席にはスクリーンがありませんでしたが、自分の端末でWIFIにつなぐとこのとおり。

フライト情報の確認や映画、音楽などもアクセスできます。

顔のロゴ以外で唯一ネガティブだったのは、このメール。これはGoogleの問題なのかもしれませんが。

エアラインから届いたメールから、Googleが自動的に情報集約してくれる機能がありますが、その情報が大きく間違っていたんです。

シアトル発ってあるけど、実際はワシントンDC発だし。

14:50分発ってあるけど、朝のフライトだし。

このメールをみたとき、「私、チケット間違えた！？」ってめちゃくちゃ焦りました。ただでさえ朝のフライトで確認する時間も惜しいというのに。

ということがあり、総合的な搭乗体験として３位にさせていただきました。

ちなみにあの機体のロゴが誰なのか調べてみたんですが、実は会社もオフィシャルな見解を出していないそうです。

アメリカ大陸北部の先住民族の誰かとする説が有力だそうです。その謎も含めてインパクト大です。

■よかったところ：ロゴと社名のインパクトを裏切る好印象で現代的なサービス

■残念だったところ：ロゴの謎人の顔が怖い、アラスカに連れて行かれそうな社名、Gmailにびっくりした

搭乗した日のレポはこちらで読めます。

そういえば昔、乗り継ぎのために一度アラスカの地に降り立ったことがあります。夜中だったこともあり、なにもない空港だったという記憶しかありませんが。

2位：知的好奇心を刺激してくれた

2位は初搭乗のJetBlueです。

ロサンゼルス空港（LAX）からボストンのローガン空港（BOS）までの区間で利用しました。

こちらは、機内もすっきりキレイで、座席ごとにタッチスクリーンがついているタイプ。

さらに、機内WIFIがほぼ常時機能していたので、この記事に取り上げたような調べ物をサクサク進めることができました。

そして驚いたのは、こちらのサービス。預け入れた荷物が、乗るべき飛行機に詰め込まれた連絡がメールで届いていました。

このメールが届いていれば、少なくとも目的地までは荷物が一緒だということがわかって安心ですね。

■よかったところ：機内Wifiが優秀、メールで荷物についてお知らせが嬉しい、センターピボットとの出会い
■残念だったところ：隣に座っていた老夫婦のうち、ご主人の全然おもしろくない冗談が耳に入って苦痛だったくらい（笑）

搭乗した日のレポはこちらで読めます。

1位：当然といえば当然

１位は当然、こちらも初搭乗のZIPAIRです。

成田空港（NRT）とロサンゼルス空港（LAX）の区間を往復で利用しました。

搭乗レポはこちらの記事で写真とともに詳しく書いています。

今回ZIPAIRをどうしても試したかったのは、こちらのフルフラットシートのためです。

従来のエコノミークラスの料金で、フルフラットでアメリカに行けるのは画期的です。

そしてLCCなので、サービスは超ミニマム。そこも私としては有り難い。

こちらから用がない限りは、CAさんから声をかけられないばかりか見向きもされません。なんて快適。（個人的見解です）

コーヒーの過剰包装もご愛嬌。

自分の端末でフライト情報もエンタメもアクセスできるので、フルフラットで横になりながらでも操作可能。

横になって寝ている間に、疲れ知らずで時差と距離を乗り越えられるのが最高です。

唯一惜しむらくは、ここに書いてある「無料インターネット」。

「データ通信量を気にすることなく、無料でインターネットをお楽しみください」と書いてあります。

確かに家族にLINEを送れたんですけど、すごい不安定で、数回で接続不良になってしまいました。

逆にデータ通信量を気にするほど使ってみたかったです。

残念なポイント、もう一個ありました。こればかりは運ですけどね。

と、残念なこともありましたが、フライト中、快適に自分のペースで時差への調整をできたおかげで、搭乗後の消耗を少なくすることができました。

■よかったところ：新しくて画期的なLCC、気疲れしない、身体も疲れない
■残念だったところ：行きの残念な乗客、行きも帰りもネットがいまいち

搭乗した日のレポはこちらで読めます。

4位：機体が大きくハズレだった

このエアラインについては写真すらありません（笑）

４位の最下位は、ごめんなさ〜い、アメリカン航空です。

今回はコネチカット州のブラッドリー空港（BDL）からワシントンDCのレーガン空港（DCA）までの区間で利用しました。

機体の古さと座席のガタピシ感に終始閉口でした。清掃も行き届いておらず、なにかの食べかすが落ちてるし、どこも触りたくない感じ。

後ろの乗客が立ち上がるときに前の席の背もたれを掴むのは仕方ないとして、こちらも背もたれの揺れに備えるわけですが、想定の倍くらい傾くんです（笑）

フライト時間は一番短く、1時間半ほどだったにもかかわらず、「早く終わってくれ〜」と願っていましたね（笑）

にもかかわらず、出発も到着も全て遅れるし。

この航空会社がすべてそうだとは言いません、運です。

せっかく今回利用したなかで唯一、昔からよくお世話になっていた会社なのに残念でした。

■よかったところ：昔からお世話になっている安心感、飲み物とオヤツ
■残念だったところ：機体がボロボロ、ガタガタ、清掃不良、出発も到着も遅れた

搭乗した日のレポはこちらで読めます。

余談コラム

私が帰国して約1週間後、こんなニュースが目を引きました。

米で700便超欠航、悪天候や人員不足で

英語原文はこちら。

Airlines cancel over 700 U.S. flights as labor crunch, bad weather weigh

日本語版記事では「27日午後までに700便超が欠航」とありますが、英語版によると「6/27(月)のフライトが700便以上欠航」になったそうです。

日本語版では、どれ期間のフライトが欠航になったのかわかりにくいと思いました。事実には違いないですが、事態の深刻さを知るためにも、もう一歩欲しかったところです。

どうやらアメリカでのフライト需要に対して人員が足りず、現場が回らなくなったようです。普段からギリギリの運用なのかもしれません。

私が直接影響を受けなかったのは不幸中の幸いです。もはや機内に残された食べかすに文句を言っている場合ではありません。

人員不足の影響が出ているのはアメリカだけではありません。

欧州の空港で起きている人手不足の大混乱、1週間で2000便欠航、旅行需要の急増に追いつけず【外電】（トラベルボイス） - Yahoo!ニュース

ヨーロッパでは人手不足と労使対立で大混乱。ロストバゲージも頻繁に起きているという話も周りで増えてきた気がします。

その一方で帰国時の成田の検疫は数歩進むごとに案内スタッフが立っていて、すごいお迎え体制になっていました。

そんな人員配置の濃淡を比べるのも一興ですが、これから海外に行かれる方は万が一に備えて、なるべくゆとりのあるスケジューリングとロストバゲージ対策を今まで以上におすすめします。

当マガジン「米ボーディングスクール潜入記録」では、2022年6月に私が潜入するアメリカのボーディングスクールの同窓会、卒業式、サマースクールなどの様子を写真と文章でレポートします。