🧐解説［アメリカ本土でのPCRの予約の仕方］

アメリカに入国するときのPCRは、6月12日から不要になりました。

アメリカ 入国時義務づけの「新型コロナ陰性証明」撤廃へ ｜NHK

が、日本入国（帰国）に関しては、依然必要です。隔離がなくなっただけ進歩していますけどね。

ではアメリカではどうやって帰国用のPCRを予約するんだろうと疑問に思いませんか？

最近はPCR検査付きのパッケージ旅行もあるみたいですね。

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個人旅行（出張）でも、PCRを受けることはできます。

私は、アメリカで実際に２回のPCRを受けてきたので、その経験をまとめておきます。

PCRの検査を予約するタイミング

短期滞在であれば、出発前に日本にいる間に予約しておけると安心です。

ではいつ検査をいれるかというと、私のおすすめは出国の72時間前になったらなるべく早くです。早いほうが、予約に何らかのミスがあっても、取り直しの猶予が若干ありますし。

今回の私の帰国便は6/17(金)の10:35発でしたので、その72時間前である6/14(火)の10:35以降ならいつ検査しても有効。

6/14はちょうどワシントンDCからロサンゼルスに大陸横断している日でしたが、ロサンゼルス郊外のホテルにチェックインしてすぐに近場で検査を受けました。

ちなみに日本行きの便が遅延したとしても、遅延が24時間以内であれば取り直さなくていいそうなので、遠慮なく72時間前に検査しましょう。

2022年6月15日時点 の日本の厚労省の文章↓

https://www.mhlw.go.jp/content/000825073.pdf

クリニックの探し方

次の問題は、外国人旅行者を受け付けてくれて、日本入国に必要な様式で結果を出してくれるクリニックはどう探すのか。

私は2種類のパターンを経験しました。

日本の大使館・領事館のサイトに載っているとなんか安心

これは、前回のアメリカ出張で利用した方法です。

特にコロナ禍に初めてアメリカに出張・旅行をするひとには安心感が高いと思います。

日本の大使館のサイトには、帰国者向けの情報がまとめられていて、そこに「日本が求めている書類様式に従った検査結果を出してくれることがわかっている」クリニックの一覧が載っています。

例：在ロサンゼルス日本国総領事館（「厚生労働省書式または同等の内容で72時間以内に検査証明書の発行が可能な医療機関」をクリック）

例：在ボストン日本国総領事館「日本の検疫が求めている検査証明に対応している医療機関」

例：ワシントンDCにある在アメリカ合衆国日本国大使館（「日本入国に必要な手続き（検査証明書の提出等）」をクリックして、「出国前72時間以内の検査証明書に対応する当地医療機関」をクリック）

これらのクリニックでは日本語が通じる可能性が高いのもポイントです。

（ただしこのリストは、全ての大使館・領事館で作っているわけではなさそうです。最近、在南アフリカの日本大使館を所用でチェックしたら、そういう情報はまとまっていませんでした。）

この一覧には政府機関が出しているゆえの安心感はありますが、必ずしもユーザーフレンドリーではありません。

所在地や、受付の時間帯が限られていますし、予約方法がわかりにくいこともあります。

たまたま私が行くエリアにあったクリニックはWEB予約が可能でしたが、他のクリニックは電話問い合わせが必要であったり、なにかとアプローチしづらいところもありました。

このとき私が利用した個人クリニックの検査料+証明書は、20,330円でした。約半日後に結果がPDFで届きました。

使いやすかったのはCarbon Health

今回の出張で試したのは、Carbon Healthという、コロナに特化しているわけではありませんが、アメリカの主要都市のクリニックを横断検索できるサイトです。

アラスカやハワイにはないみたいです（汗）

Carbon Health | Modern Primary & Urgent Care

こちらを２回（イベント提出用の抗原検査１回、帰国用のPCR検査１回）利用しました。

検査のメニューもたくさんあって迷うほどですが、フローは割とスムーズです。

日本帰国用に選んだのは、上から3つ目の「COVID Travel Testing」。

次の画面で、どの検査がいいか聞かれます。

このとき、一応、日本の公式情報もチェックします。

有効な「出国前検査証明」フォーマット

これによると、Carbon Healthの4種類の検査は全部大丈夫そうに見えますが、Antigen test（抗原検査）には定量か定性なのか記載されていないので、私は念のためSame Day RT PCRを選択しました。

検査を選んだら、アカウントをつくって、クリニックを選んで、予約します。

実際はさきにマップであたりをつけておいてから上記の検査選択に進んだほうがスムーズです。

Find a Carbon Health Urgent Care & Primary Care Provider Near You

予約も10分単位で取れるようになっています。

日本で予約したときは時差を見誤ったのか、1回目は変な時間で予約してしまいました。

でも時間変更は簡単で、案内メールのリンクからスムーズにできました。

ログイン後の予約ページでは、チャットで質問や連絡を送れるようになっています。

一応、日本の様式に従ってもらえるように、空白の用紙を添付しておきました。

すると「日本への実績もあるから大丈夫」と安心の返信が。

実はこの返信に私が気づいたのは検査のあとでしたが（笑）、現場では問題なく「nasopharyngeal method=鼻咽頭ぬぐい液のことで日本OKの方式」でしたし、パスポート情報も受付で聞かれました。

私は今回、ボストンとロサンゼルス郊外（パサデナ）の店舗を利用しました。

いずれも路面の1階のクリニックで入りやすく、おそらく検査や簡単な診察用の質素なつくりでしたが、全体的に明るく清潔感がありました。

これはボストンの店舗↓

予約時間に受付を済ませると、数分で奥に呼ばれます。そこでササッと検査が執行され、あとは受付を通って帰るだけ。

私がクリニックにいた15分の間にも、旅行を予定しているひとが絶えませんでした。でも混むことはなく、一度に待合にいるのは多くても4人程度です。

結果はメールとチャットで届きます。
届いたチャット↓

ちゃんと日本の様式そのままの証明書を、ホテルのフロントで一部印刷したのと、スマホにもダウンロードしていつでも見れるようにしておきました。

その日の日誌↓

これもあとでまとめますが、PDF版は帰国時のMySOSアプリに登録しておくと入国がスムーズになります。

拠点もたくさんあり、予約も利用もしやすいCarbon Healthのご紹介でした。

ただ検査の値段は可愛くなかったですけどね（笑）パサデナの帰国用のPCRは$200でした。

もっと安いところは他にもありそうですが、ひとつの手軽な選択肢としておすすめです。

陰性証明書をゲットしたら、帰国前にMySOSに登録しておきましょう。

当マガジン「米ボーディングスクール潜入記録」では、2022年6月に私が潜入したアメリカのボーディングスクールの同窓会、卒業式、サマースクールなどの様子を写真と文章でレポートしています。

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