自分らしい「問い」と「答え」を見つける学校がインター
日本の教育はすごいです。識字率の高さ、国民の総体的な教養レベル。
だからこそ、強制力を伴わない「自粛」で、コロナ対策もここまでなんとかやって来れたのでしょう(🙄)
世界的にみても珍しいほど、国民は周りと足並みを合わせ、「お利口さん」をしている国だと思います。
ここでは、前回の記事に続き、
筆者の周りで、インターナショナル小学校を選んだご家庭の志望動機
について考えてみたいと思います。
(帰国子女や外国籍のお子さんは、必要に駆られてインターナショナルスクールに通っていることが多いので、これに当てはまりません。あくまで、日本国籍でありながらインター選択する子供の場合です。)
さて、話は戻りますが、そんな日本の優秀な義務教育制度をあえて放棄(というか実際は違反)し、なぜインターナショナルスクールを選ぶのか。
しかも、そのような選択をする親が急増しているのはなぜか。
1 国際人育成
まず一つには、この国の将来「このままで大丈夫か?!」と危機感を抱いている親御さんが多いと言うことです。
そのため、海外の大学進学や就労を見据えて、今から国際人として育って欲しい、と言う願いで入学を希望するパターン。
今では、お笑い芸人の方も海外移住をするケースが目立ってきています。
筆者の周りでは、日本でインターナショナルスクールなどと言わず、さっさと教育移住してしまうご家庭もあるほどです。
2 個性を伸ばす教育
そして次に、受験戦争を象徴するような、型にはまった教育でない方法を模索している親。
今日の記事を書こうとしていたらたまたま今朝、目に留まったこのニュース。
このような人の恵まれた特性を、なぜ日本の教育界は生かせなかったのでしょうか。
教育カリキュラムは学校によって違いますが、インターナショナルスクールはどこも、「探求学習」「批判的思考」「個性の確立」などを教育の使命として掲げているところばかりです。
裏を返すと、これは現在の世界的な教育のトレンドです。実はインターを希望する親の増加は日本だけではなく、非英語圏の国々で起きている現象でもあります。この話も、機会があればしてみたいと思います。
もちろん感度の高い日本の学校でも、取り入れているところが増えていて、そしてそれらの学校も言うに及ばず大人気です。
3 なんとなくカッコ良さそうだから
親ができなかったこと、子供にさせてあげたいですよね。誰しもが少なからず持つ感情。素直に言える親御さん、素敵だと思います。
こうした形から入るパターンのご両親はご自身は英語が苦手のことも多いですが、とはいえ相当に肝が据わっていないと、入学準備をはじめ学校とのやりとりは大変です。面接や現場の先生とのやりとりは全て英語。
このフワッとした志望動機を持ってしても、それを乗り切る努力をされるだけで尊敬に値します。
筆者の家庭での志望動機
上にあげた3つの理由のうち2が6割、1が4割といったところでした。
ですので、教育が英語ベースになるか、日本語ベースになるかは、そんなに問題視していませんでした。
探求型の初等教育を目標とする国立小学校と、インターの2校が志望校だったこともあり、筆者家庭ではインター小学校入学者としては珍しく、日本の地元幼稚園を卒園しています。
(インター進学という観点では非常に高リスクのルートです)
この辺りはこちらの記事に書いています。
国立小学校の方はそもそもくじ引きがあるので、どうしようもない部分があるのですが、インターは「両親ともに英語わかるし、なんとかなるでしょ」と当初たかを括っていました。
と言うのも周りにインター卒の友人がたくさんいて、ウン10年前は、そんなに苦労せずに入学している人がほとんどだったから。
ですので、のほほんと日本の幼稚園に通わせていたら、甘かった!
インター小学校に進学するための具体的な幼稚園、保育園の選択はこちらに有料記事を用意しています。
(記事に価値がないと感じたら返品ご自由です、お気軽にどうぞ)
日本でも増えている「問いから見つける」国際バカロレア校
ウチの子供の通うインターは国際バカロレア校。
実はこれ、日本の文科省でも推進する方向なんです。
なので、すでにお子さんが小中校に進学されている方で興味がある場合、日本の学校でも選択肢は増えつつありますよ。
・・・ですが!!幼稚園から進学先を選ぶとき・・・
肝心の小学校がほとんどない(泣)
ここ数年、たくさんの親の嘆きを聞いてきました。この辺を次回はお話しして行けたらと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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