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公務員試験化学(電子配置)

このnoteでは、ワンコインで公務員試験でよく出る知識を解説します。
ながら勉強とか、スキマ時間勉強で気軽に1点とりましょう!

お題

原子の構造に関する記述として、妥当なのはどれか。

1.原子に含まれる電子の数と中性子の数は常に等しいので、原子は全体として電気的に 中性である。
2.原子核に含まれる陽子の数が等しく、中性子の数が異なる原子どうしを、互いに同素体であるという。
3.原子番号は、原子核に含まれる中性子の数と常に等しい。
4.原子核に近い内側から n 番目の電子殻に入ることができる電子の数は、2n^2 で表され る。
5.原子に含まれる陽子の数と電子の数との和を、その原子の質量数という。

特別区平成24年度

この単元は物質の分類のテーマの続きとなります。
以下のnoteの復習もお忘れなく。

この単元は周期表のテーマとの関連も深いので、以下のnoteも合わせて読むとさらに学習の効率上がります!


電子殻の構造

電子は原子核の外側にある電子殻と呼ばれる軌道に存在します(下図の電子がいる軌道のことです)。

電子殻は内側から順にK殻(1番目)、L殻(2番目)、M殻(3番目)・・・と呼ばれ、K殻から順に電子が収納されていきます。

K殻は2個の電子が収容されると満タン、L殻は8個で満タン、M殻は18個で満タン・・・というように、各電子殻で最大の電子収容個数が決まっていることも特徴です。

電子の最大収容個数の公式は地味によく出てくるので、必ず覚えておいてください。

K殻から順にn=1,2,3・・・と対応させていくと、電子殻の最大収容数は原則的に2n^2個

この公式がそのまま選択肢になります

一旦、ここまで覚えておけば試験で得点できる問題はかなり増えます(解説とおまけの問題を見てみてください)。

余裕がなければ本noteの内容はここまででもOKですが、ここからの内容も他単元とのつながりがあるので軽くは目を通しておいてほしいところです。


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