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【アメリカ駐在】シリコンバレーでの「ママ友作りのきっかけ」と「多言語を操るママ友たちに驚愕」した話

こんにちは、EDUBALアンバサダー小川のぞみです。私には3歳差で帰国高校受験を経験した娘と、帰国中学受験を経験した息子がいます。
私が綴るnote第三弾は、子どもたちではなく、大人に焦点を当てたいと思います。今回はシリコンバレー在住時に出会ったママ友たちについて綴ります。最初は知り合いができるかすら不安でしたが、結果、日本人のママたちはもちろん、土地柄、世界各国のママたちと多くはないですが友達になれました。驚愕したのは、バイリンガル、トリリンガルのママがゴロゴロいたことです(笑)!

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ママ友作りのきっかけは、やっぱり学校! 日本語補習校と現地校での出会い

娘小5(11歳)、息子小2(8歳)で渡米した我が家。現地校へは渡米して数週間で通えましたが、日本語補習校のほうはウェイティングでした。しかしその後、学年が変わる4月にそれぞれが小6と小3に編入できました。

その年度初めの交流会が出会いの場だったんです! クラスのママたちに住んでいるエリアの話をすると、隣のクラスの〇〇さんが同じエリアだよ、ということで紹介してくれ、それがきっかけで同じエリアのママたちと繋がることができました。

よく車で山の麓に集合してからウォーキングをしたり、お互いを家に招待し合ってお茶をしたりしていました。駐在組のご家庭はほとんどいないというシリコンバレーの端のエリアだったため、現地採用組の日本人や日系人が多かったせいか、とても大らかで良い意味で日本人らしくない付き合いができました。駐在あるあるで聞く、ヒエラルキーのようなものは皆無でした(笑)。

日本語補習校の帰りに、家族でグーグル本社前を観光したときの1枚

現地校では、子どもたちが仲良くしている友達の親と、お迎えのときに挨拶をしたりして親しくなっていきました。私はたどたどしい英語ですが、優しく耳を傾けてくれるアメリカ人、ドイツ人、台湾人、韓国人、バングラデッシュ人、シンガポール人など、国際色豊かなママたちと出会いました。「日本人ですか?」と日本語で話しかけてくれる外国人もいて……?

シリコンバレーにいるママは、日本人も外国人もバイリンガル以上がゴロゴロ!

シリコンバレーにはいろいろな国から来ている人がいる、というのは聞いて知っていましたが、ここまでとは!というぐらい様々な出身国の方々ばかりでした。南米のエリア、中国、インドが一番多かったかな、とは思います。日本人は完全にマイノリティでした。
しかも日本語が話せる外国人もいて、本当に驚きました。一人や二人ではなかったからです。

一番忘れられないのはシンガポール人に「のぞみの、日本人の、第二外国語はなんなの?」と聞かれたことです。私の英語が下手で他の言語が第二外国語かと思われたのかな? なんて考えつつ「英語だよ。日本人はみんな第二外国語は英語なんだよ(笑)。ちなみに大学でフランス語も学んだよ。英語のほうがまだできるけど。シンガポール人は?」と聞くと、どうやら4言語話せるとのこと。よ、よ、4言語?!

お国柄で多言語が当たり前の国もあるとはいえ、他にもそういうママ友が結構いたんです。
「日本で働いていたことがあるよ」という日本語通訳ができるアメリカ人ママ、「日本とニュージーランドに住んでいたんだ」という英中日が話せる台湾人ママ、「夫が日本人だよ」というこれまた英中日が話せる中国人ママ。「日本語ができる日本人じゃないママ友たちを集めて、日本語で話させてみようかな。ここアメリカなのにウケる」などと妄想したこともありました(笑)。

という感じで、ともすれば劣等感を感じるシーンがありつつも、持ち前のお笑い要素を発揮して、平気で暮らしていた小川です。もし、これから帯同で不安な方もご安心を。自分ができるレベルで伝えようとするだけすれば、なんとかなります!

お茶や飲み会にと、よくウッドデッキに机を並べてテーブルクロスを敷き、ママ友を待っていました

外国人ママ友の家に行ったり、うちに来てもらったりもありましたが、一番はやはり、日本人ママ友とたくさん話をしたことが心に残っています。バックヤードと呼ばれるアメリカ・カリフォルニアの一軒家の奥のお庭は広く、プールパーティをしたりバーベキューをしたりすることもありましたが、多くはただコーヒーとお菓子を出したり、ワインとおつまみで乾杯したりすることが多かったです。自分のこと、子どものこと、アメリカや日本の政治や社会問題のことから、おバカな話題までいろいろと話しました。今思えば、慣れないアメリカ生活でかなりの癒しでした。

そして日本人ママ友も、英語力が高かったのには驚きました。ある日、日本人ママ友と8人ぐらいで朝の山をウォーキングをしていたら、上から鹿を抱えたアメリカ人が降りてきたんです。ずっと日本語でワイワイ話していたのに、それを見た瞬間「Oh!! ディア!! 可愛そうに。どうしたの?」「保護したのね? レスキューは呼んだ?」と急に英語でペラペラ話し出したのには、凄いなと思うと同時にキャラ変に笑えました。

聞けば「アメリカの大学を出ている」「イギリスの大学を出ている」「夫がアメリカ人」「夫がトリリンガルのフランス人」などなど。でも、それにもひるむことのない私は、楽しくアメリカ生活を過ごして終えてまいりました(笑)。こんな一面だけでも、凄かったです、シリコンバレー!

もちろん、そんなに英語が得意でないママも、日本人・外国人問わずいましたが、みんな逞しく明るく暮らしていて尊敬しかありませんでしたし、出会う人のほとんどが親切で優しく賢かったのは、本当に驚きでした!