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魅力いっぱいIB校の学び〜小学生編〜

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EDUBALアンバサダーのRanです。
きっと今日は意外と暑くない!と毎日念じてみる日々です☆
さて、今回はよく聞くIB(国際バカロレア)、小学生は実際どんな授業をしているの?というお話をしたいと思います。

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何がそんなに楽しいの?

自分が子供の頃にこんな勉強をしていたら?とにかく子供達が羨ましい!楽しそう!やりたい!と何度思ったか・・・というのがIBでした。それでは小学生(Primary Year Program)の具体的な授業内容を少しご紹介します。

IBでは探究を通して学ぶ全学年共通の6つのメインテーマがあります(「Who we are」「How we express ourselves」「How the world works」など)。どんな題材で各テーマを学ぶかは学校や学年により異なるため、今回ご紹介するのも一例にすぎませんが、グループワークを通して子供達の学びをリードする先生はかなり力量が必要に違いありません。

Public Space

たとえばとある年の海外インターGrade2。「How we organise ourselves」というテーマに基づき公共施設について学びました。クラスワークで基本知識を身に着け、実際に公共の場に行って訪れる人へインタビューをするという個人ミッションを与えられました。このようにフィールドワークが含まれることも珍しくありません。場所の選択、質問内容も自分で考えます。我が子この時7歳、インター通学1ヶ月目。半泣きでひきつり顔の娘に、街の人はとても親切で、立ち止まって熱心に耳を傾け答えてくれました。最後は自分の考える理想のPublic Spaceを製作して発表しました。

街頭インタビューを終えたら、クラスで1人でプレゼンする強いハートをゲット(笑)

Ancient Civilization

「Where we are in Time and place」というテーマでの海外インターGrade5を見てみましょう。異なる教科でも同じテーマで学びを展開していくのも特徴の1つ。この時は古代文明が題材でした。算数で数字の始まりとローマ数字を学び、探究の授業では古代文明について掘り下げる。キーワードとなる単語は英語の時間にも学ぶ。異なる教科が関連しあい、より深い学びを展開。最後のOpen Classでは見事な古代の建造物の模型が並んでいました。

こちらは万里の長城。パルテノン神殿やどこぞの滝、
生徒の自国の世界遺産達も並んでいました。

Entrepreneur

とある年の国内インター校のGrede5。子供達が起業家になりきりました。グループで考えたプランを投資家役の先生に説明・納得させて資金を得ます。それを元手に仕入れなど準備を行い、イベントを実施。収益金から資金を返却、利益は学校に寄付するという仕組みです。
お客さんは他学年の生徒。イベント会場を訪れブースを好きなようにまわります。我が子のグループはゲーム運営で、お客さんの回転数やゲームの価格設定を考えて綿密に準備したおかげか大盛況だったそうです。
ところが、資金返済は充分にできたものの、安価な仕入れ品を高く売った別チームに最終利益で負けてがっかり。低学年向けに価格を下げたのが仇に。優しさだけでは儲からない!まさに社会の縮図(笑)。

写真ダイジェスト

とても全ては伝えきれないので最後に少し写真でご紹介!いつも工作が含まれるわけではないのですが、伝わりやすいものを。

G3 体の組織を学ぶ(左)、G3 環境問題について(右上)
G5 オリジナル商品開発(中下)、G3 立体の宝の地図(右下)
他にも芸術家について学んでピカソ風の絵を描いてみたり。
他教科(算数、図工、音楽)とのコラボレーションが多い
小学生の締めくくりはエキシビション。
この学校ではGrade6。
FW、HP制作、展示物制作
いつもよりも深堀してイベントの形で皆に披露します。
これはどこの学校も「Sharing the Planet」をテーマに
社会問題を取り上げることが多いようです。
動物虐待、ゲーム依存、ファストファッションなど
子供の興味発想で様々なテーマが取り上げられます。

・・・で、なにが良いの?

まだ道半ば、IBを完遂していないので結論はありません。
ただ、通年グループワークでわいわい楽しそうに、時々ぶつかりながら学んでいる我が子を見ていて感じることは、疑問を持ってみる、仮説を立ててみる、批判的にとらえてみる、意見を言う、それを恐れない、プレゼンだけ謎に堂々としてる、などをちょっとした時に感じます。
カリキュラム1つで内気な性格が積極的に激変したりはしないし、卒業生がみんな起業しちゃうこともないけれど、大人になって生きていく上で、本質的な大切なことを身につけている気がして、「いいな」と感じることができる。自分の意見を言うって、実は大人でも難しい。たとえばそれが自然にできちゃうのはIBのおかげなのではないかと思います。

こんな魅力的なIB、学校選びの際の条件の1つに加えてみてはいかがでしょうか?


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