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【イギリス駐在】〜帰国子女中学受験・私の to do!と娘のこだわり ー夏休み前ー

はじめまして!EDUBALアンバサダーのKikoです。
約6年過ごしたイギリスのロンドンからこの春、本帰国しました。
どっぷり現地校に浸っていた子ども達は、現在長女中1、長男小5、今はどちらも日本の学校に通っています。
長女はというと、得意な英語を活かした帰国中学受験をし、ロンドンに居た時とほぼ同じように、家以外は毎日学校で英語を話し、英語で授業を受ける生活をしています。
記念すべき初投稿は、走り抜けた2022年の娘の受験から、今の時期に何をしていたかを振り返ってみました。ご参考になったら嬉しいです。

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2022年の春から夏にかけて、長女はイベント目白押し!
7月は学年末となる現地校で、イヤー6(いわゆる小学校の最高学年)の最終学期。ようやく気候も落ち着いて、一年の中で一番気持ちの良い季節。どこの学校もスポーツデー(運動会的なイベント)が行われ、他にもイヤー6ならではの生徒によるミュージカル、表彰式や謝恩会のような生徒と先生の食事会もありました。
特に昨年の6月は、故エリザベス女王の在位70年のイベントでイギリスは大盛り上がり。近所でもストリートパーティーが開催されました!

友達の近隣住民によるストリートパーティー

そんな貴重な現地での体験をもちろん逃したくない娘。気持ちはとってもわかります。楽しいイベントを味わいつつも、来たる帰国子女受験に向けて舵を取らなければ!


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英検取得へ

ロンドン会場でも英検は年3回。夏は第一回目で一次試験は6月上旬(申込みは約2ヶ月前のスタートなので要注意!)。昨年現地の中学受験を経験した長女は、この期間(主に2021年9月〜2022年1月)は日本の学習を一時中断し、英語に傾注していました。受験級は一級です!一つ思うことは、英語にノっている時期、2021年の第三回目、つまり2022年1月の回にチャレンジさせても良かったなと。英検を願書に書く欄がない学校もありましたが、やはり中受においては英検の級が日本では目安に。早めに対策をしチャレンジできる機会は逃さないことをお勧めします。結果は一次試験は合格、7月の二次は不合格。11月に二次だけ再挑戦し取得できました。

ここで日本語の学習をストップしたことによるメリットとデメリット!

  • ➕ 英語力、付きます!英語を英語で考える。もはや英語が先行の脳内が完成、英語で思考することが自然の事になったと言えるかもしれません。

  • ➖ 日本語に大きく響きました。。。現地の受験を終え、再度日本語で算数と国語に向き合わせた時、また家庭内の日常会話の中で私が少し違和感を持つようになりました。娘の日本の中学受験に向けて、まず日本語で話すことへの抵抗感を無くすことからスタート(帰国枠でも中受では日本語による面接を課す学校がほとんどなので)しなければ、と痛感。。。

そんな冬から春にかけての長女の日本語力を受け止めながら、夏目前、受験目前!?受験までのプランニングがスタートしたわけです!

娘のこだわり

英語が好き。以上。本当にこれだけは譲れないポイントでした。
もちろんこれだけでは志望動機にはならないので、願書を提出する頃には、将来の目標を一緒に見つめて、その学校に入ることこそが自分の夢の実現に繋がる、というシナリオを立てながら。(自己分析については別記事で!)

学校選びと学校見学

娘の英語への執着を受け、母も始動です!
我が家の場合は、英語教育やグローバル教育に力を入れている学校はもちろん、多様性を受け入れる校風のある学校に注目。更には、我が家ならでは(苦笑)、受験というレベルで算国を含んだ受験は残念ながら厳しかったこともあり、基本路線は英語一本受験!それだけで随分絞られますね。。。(苦笑)それでも、日本語面接、そして受験科目としての国語はなくても、基礎日本語作文を課して日本語運用能力をみる学校もあったので、そんな学校も視野に。(母としては、日本人としてこのレベルは頑張って〜、という願いもあったような気がします。)
幸か不幸か(苦笑)、偏差値にこだわらない受験、ただただ本帰国後の娘の幸福度を優先する学校選びができたことはとてもラッキーだったと思います。娘のこだわりを大切に、親としては安心して子どもを預けられる学校か、という目線は持ち続けました。それを確かめるためにも現場検証あるのみです!

7月の二週間の一時帰国の目的は主に2つ。

  • 学校見学

  • 通塾

学校見学については、日程の合う学校はHP上から予約し説明会に参加、その他の学校は個別で事前に問い合わせてアポイントをとりました。一時帰国であることを予め伝えておき、特に7月はテスト期間にさしかかっていましたが、特に生徒の様子を生で見てみたい学校については、学校側と日程をすり合わせていただきました。7月20日以降は夏休みに突入している学校がほとんどですが、夏の講習を実施している学校も多いと思います。
結局、短い期間に7つの学校を見学、ないし説明会に参加しました。ご協力いただいた学校に本当に感謝しています。
まずは学校に足を運んでみること!実際足を踏み入れることで、親が思っている以上に子どもは子どもで何かを感じ取るようです。

通塾には、2つ、いえ、今思うと3つの意味がありました。まずはいつもオンライン参加だったので、塾に娘を知ってもらうこと。そしてもう一つは、同じように受験に向けて頑張っている小学6年生がいることを娘に知ってもらうこと。最後は、周りがどんな努力をしているかを、塾の先生との会話や通塾の送り迎えで私が垣間見ることができ、親のサポートを見直すことができました。

学校見学では、親目線で良かれと思っていたポイントが娘には案外響かなかったという驚きもありました。ここなら安心して預けられると親目線で思っていても、あくまで通うのは本人。本人の本心を知ることができた、という点は、特に実際に学校見学をした後に、娘の様子や言動から得られた私の大発見でした!

もちろん、取りたかった学校説明会が既に受付終了、あるあるですね。そもそも一時帰国が現実的でないご家庭もあると思います。それでも学校にコンタクトをとってみることをお勧めします!実際、友人は一時帰国中に個別で問い合わせし(人気校に!)事情を説明したところ、見学をさせてもらえたそうです!!
ただ実際に見る機会が得られなくても、学校説明会をオンライン開催している学校もありますし、オンラインで学校と個別相談できる学校も。学校側が発信する情報以外、例えば塾の学校紹介動画や私たちEdubalの母親目線の学校訪問記事などから、学校の雰囲気を感じ取ることもできます。なるべく我が子が通う姿が想像できるかどうか、子ども自身が通いたいと思えるかどうか、その学校を是非検証してみて下さい。

ターニングポイント

長女にとって、日本での通塾(ネイティブによる英語授業)こそが転機となりました!先生はネイティブ、そこに集う生徒が当たり前のように英語を話す環境が日本にも存在する!、ということが彼女に良い意味でのカルチャーショックだったようです!そのクラスに在籍している友達がどんな学校を目指しているか、ここが大きなポイントでした。
この夏の一時帰国を機に、娘は娘の口で志望校をハッキリ伝えてくれたのです!本当にビックリでした!『◯◯に行きたい。。。』と。胸を張っての公言とは程遠い、まだまだ不安いっぱいの気持ちの中から振り絞って出した弱々しい発言だったことを今でも覚えています。でもそこには確固たる娘の信念がありました。
実は、私はひっくり返るほど仰天(私は180度、娘の幸せを思い違いしていたのです、汗)したのですが、それはまた後日談で(苦笑)。
彼女のその時の心情を、敢えて私が代弁して言葉にするのなら、

7月、プライマリースクール最終日。9月からは別々のセカンダリーへ。
クラスメートとお揃いで作った2022と名前入りのパーカーを着て。

本帰国後も今と変わらず、英語を話し、ネイティブの先生が多くいる環境の中で、英語で学び続けたい!

その信念を貫き、長女は今も英語の環境に身を置いています。イギリスに居た頃のまんま、窮屈な思いをすることもなく(多少は社会勉強のために必要なのかとも思いますが…)、新たな居場所を見つけて。
親として思うことは実際色々ありますが、どこの国に住もうとも、本人が決めた道、自分の人生なのでまずは本人がハッピーでいてくれたら、と見守る姿勢で。これから色々自分で気づいて沢山チャレンジしていって欲しいと思っています。
大人しくてマイペースな娘。グローバルに、などと大きなビジョンはまだないけれど、12歳までの人生の半分を過ごしたイギリスの生活から一変しても、本人が変わらず自分という個を大切にできている環境に、そのままを受け入れてくれている友達や先生に、そんな素敵な場を与えてくれる学校に、ただただ大感謝です。

帰国子女中学受験の始まりが何だか終わりのような締めくくりになってしまいましたが、今後も受験までのプロセスを追いながら、私のto do目線から、親子の頑張り、忍耐、死闘の数々(笑)を織り交ぜながら、そして今の長女の様子も並行してお届けできたらと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた次回!