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【IBスタートの前に確認】G11から大学受験までスケジュール

こんにちは、EDUBALアンバサダーのHirokoです!
今回は我が子がG10でアジアのインター校に編入し、国内大学受験までどのように過ごしたか綴ります。
TOEFLが伸び悩む中で、最終的に本人の決断でG11からIBDPを取得せずに英語資格のスコアUPを優先しました。インター校でIBを取得しない国内大学受験、実はかなりレア。だから情報がなくて辛かったです…

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スタート前に逆算からの科目選び


例えば、経済系志望ならBusiness選択。これが志望動機になり、大学での学びにつながります。我が子は国際政治に興味がありGlobal Politicsを選択しました。この教科、ディスカッションで授業が進められ評点が取れないと言われていました。私はもちろん大反対しましたが、本人全くいうことを聞かず結局途中で断念。G12に上がるタイミングで単位が取りやすいと言われるGeographyに変更しました。教科変更ができるのもIBを取らなかったからです。(通常IBは2年間のプログラムで途中で科目変更不可)

G11いざスタート

IBを選択しなくても授業は6教科IB生と共に行われ(通常HL・SL3科目ずつ選択の縛りなし)課題は同じです。但し最終テストの範囲が若干違い、Mock(模試)と最終試験はなく、TOKやCAS・EEも課せられません。

英検2級をもって高校1年夏に渡星。初めてのインター校でESLを半年、ネイティブの授業に合流して更に半年後にIBスタート。そりゃついていけるわけがない!課題で点数がとれるわけがない!そんな状態でした。

テスト対策として過去問を解くのですが、この過去問をWeb上から探すのさえ一苦労。レポートもどう書けばいいかわかりませんでした。それに加えて次々降ってくる課題。帰宅後、疲れてベッドにダイブ、深夜や明け方起きて課題をこなす姿が続き、睡眠時間を確保するのも大変でした。

とりあえず課題は締め切りが先でも、来たボールは即打ち返すスケジュール管理が必須でした。どんどん溜まっていくと悲惨です。もう、やる気も失せますね…きっと。

悪戦苦闘しながら学校の評点を取るのですが、この点数IBのように世界的に通用するものとは異なります。国によって、また学校によってバラバラ。このため国内大学受験ではTOEFLなどの英語スコアと試験当日の小論文や面接が重視されると大手予備校に言われたことがあります。実のところどうなのかわかりませんが、我が家は評点6以上(7点満点)を目指しました。

G12国内大学4月入学を狙う場合

G12からはG11に比べると比較的安心して見ていられました。おそらくG11の間にコツを掴んだのだと思います。受験まではこのような流れでした。(8月スタートのインター校)
12月頃必要書類依頼→翌年5月卒業→帰国→7月受験準備→9月から入試スタート→翌年4月大学入学

学部によって異なりますが、我が子の出願した学部は志望理由書・英語資格・小論文・面接が選考内容でした。

英語資格:大学受験出願で必要なスコアは2年間保持できます。(大学によってはそれより短い期限が設けられているので募集要項要確認)だから、出来るだけ早くスコアを取って!なのですが、なかなか本人のスイッチ入らないのが現実。我が子は以前noteで書いたようにギリギリになりました。本来は長期休みやブレイクタイムを利用して集中的にTOEFL対策をし余裕を持ってスコアを取ることがベストだと思います。スコアは大学へ直送もしくは願書と一緒に提出でした。スコアレポートが到着するまで1ヶ月半程度かかると言われているので、これも逆算で時間的余裕が必要です。目安では卒業までにスコアを取っておくと帰国後小論文だけの対策に集中できます。

小論文:子供の学校ではJapaneseの授業で毎回漢字テストがあり授業内で多くの文章を書いていたこと、文章を書くことに苦手意識はなかったのでインター校在籍中に対策はしませんでした。

出願書類:成績証明書や在籍証明書などで「厳封」や校長の「印」など日本独特の形式指定注意が必要です。部数は学校が用意してくれるMAXの10通を早めに依頼し、書類を持って帰国しました。(保護者の在留証明書が必要な学校もあり別途手配が必要です)

推薦状:大学によっては推薦状が必要になります。誰に書いてもらうか、どのように書いてもらうのか考え早めに依頼すると良いです。これも厳封指定がありました。

帰国後:予備校で小論文対策、志望学部に沿った知識を入れる大学別対策、面接対策などを行いました。

最近は帰国生の募集停止が多く、総合型として出願が必要になる大学が増えたように思います。それに伴い必要なものが変わる可能性がありますね。十分気をつけて情報を収集し、皆さんが万全の体制で受験に望めることを願っています!