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自己肯定感、私の場合


先日のホムパで、ママ3人。「自己肯定感」の話になりました。

他の2人が言うには、私の自己肯定感がずば抜けて高いと…。しかし、他の2人と比べて私に秀でているところがあまりにもないため、それって逆に恥ずかしい!!と盛り上がりました。。

実際、私に

・とりたてて、何か特技があるわけでもない

・子供の頃に打ち込んだことや努力したことがあるわけでもない

そして、ポイントなのは、

・同じ親に、同じような教育方針で育てられても(例えば、よく褒める/厳しい親だったとか、欲しいものが買ってもらえた/もらえなかったとか)、兄弟間で自己肯定感には、随分差がある

また、自己肯定感の低い親から、自己肯定感が高い子供、またその逆のパターンもあるように思います。(育児方針に差はあれ、愛情を持って育てられたことを前提にしています)

その場では、「生まれつきの素質かな」「私の頭のネジが一本緩んでるのかも」と笑っていたのですが、自己肯定感の低い人からみて、「自己肯定感の高い人は、悩みが少なそうだし、幸せそうだ」というので、なんでそんな幸せ体質(お花畑体質?)になったかなと、その後も結構真剣に考えていました。

それで、ひとつのエピソードを思い出しました。

5歳と3歳の姉妹が、お母さんの所用を待つ間、おもちゃ屋さんにいました。すぐ帰ってくるから、ここで待っていてね、と言われて。

しかし、お母さんがおもちゃ屋さんに帰ってきたときに、姉妹の姿がありませんでした。慌てる姿を見た店員さんが、「女の子たちのママですか?」とききました。「そうです」と答えると、「妹ちゃんがトイレに行きたくなっちゃって、連れて行くからここで待っててって、お姉ちゃんが伝えてくださいって。」姉妹はほどなく戻ってきて、みんなで店員さんにお礼を言いました。

お気付きのとおり、このお姉ちゃんが私です。大人になってから母に聞くまで、私も妹も全然覚えていなかったのですが、おもちゃやさんの景色とどうしよう!って焦る気持ちは、ほんの少しだけ記憶があります。

それで、ひょっとして、こういう出来事の積み重ねが、自己肯定感に繋がったのかなとふと思ったんです。

とりたてて賢いわけでも、足が速いわけでも、可愛いわけでもない。でも、年上というだけで、その場で子供なりに一生懸命考えて、なんとか切り抜けなくちゃいけない。そうやって頼られた経験というのは、今の「何が起こっても、解決策はきっとうかぶさ」「自分のどうにかできることだけ、頑張ればいい」というような楽天的な見方のルーツになっているような気がします。

考えてみると、自己肯定感の低い人は、上の兄弟姉妹と比べた劣等感(事実はどうあれ、敵わない相手とという認識)のようなものを持っている人が、周りには多い。

その論点からいくと、幼少期に、自分よりできることがすくない子の面倒を見た経験、というのは大人になった時の自己肯定感に繋がりやすい気がするのです。

実は、長子の私にも、姉妹に対する劣等感があります。でも、その成長に関わったという意識がどこかにあるので、彼女たちの才能に対して、どこかに嬉しいような気持ちもまたあるのです。

では、2子目以降はどう自己肯定感を高めて行くものなのか。そもそも、自己肯定感が高いことが本当に果たしていいのか?私は、姉妹を育てているので、中々に気になるテーマでもあります。

まずは、自己肯定感の高い弟、妹さん、ひとりっこさんに話を聞きに行きたいと思います!第一子も反例(自己肯定感が低い)を見つけてみないとですね。

(あてはありませんが、つづく)

※あくまで実体験を掘り下げて考えたものです。心理学の専門家ではありませんので、不適切な表現がありましたらご容赦ください。また、兄弟育児を推奨するものでも、生まれ順によって性格が決まると断じるものでもありません。


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