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【小一の読書】漢字と慣用句がある絵本はありがたい

一歳半で香港に来た次女は、英語の方が楽に読めるみたいで、今はみんな大好き、マジックツリーハウス、パディントンシリーズ、メリーポピンズシリーズなどを愛読中。


一方、日本語の本は、馴染みのない風土・文化的な言葉があるのがつまずくみたいで、注釈がわりに横に私にいて欲しがります。

最近だと、これを毎日ちょっとずつ一緒に読んでいたのですが、この本は、今の娘向きでよかったのでPICK UP^^首をかしげる、抜き足差し足といった言葉を実際に二人でやってみられたのも、小学2年生くらいまでの漢字はルビになっていて、習った漢字に反応できたのも嬉しそうでした。

ストーリーは、素人探偵のぶたとうさぎの前に、みすぼらしい見た目ながら、敏腕のとかげ探偵が現れ、問題を解決していくもの。

超自然的なもの(雪が宇宙人だったり、葉っぱが偽札になったり)が出てくるので、理論派のお子さんには「???」となりそうですが、発想がユニークだし、だからこそ動物が主人公なのだし、絵本の世界がうまく本になっていて、個人的には結構好きでした。

ところで、中に「飛行機取り線香」が出てくるのですが、蚊取り線香を知らない娘にはもちろんぴんとこず^^;これまで言葉を聞いたことくらいはありそうなものですが、やっぱり身近にないとすぐ忘れるんですよね。そういえば、小学生の時だったか中学生の時だったか「ハエ取り紙」が出てくる話が国語の教科書に載っていて、先生が実物を持ってきてくださったことがありました。あの輪ゴムのような透ける茶色とべとべと感は、きっと忘れないと思う。そういう、実物だけがもてる力がいつも身近にあるわけではないからこそ、そういうものとの接し方はもっと工夫していかないとなと思った本でもありました。


よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!