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【小五と読書】中弛み受験生に捧ぐ。95歳からのメッセージ

小五の長女。

夏休み明けの組分けテストで、得意の算数が撃沈した娘。しかも理由が、字が汚くて計算間違いしたり、通分間違えたり、図を書くのをサボって混乱していたり、挙句の果てには、「こたえがそれっぽくなかったから書かなかった」と空欄で出していたり、もう無茶苦茶。

新しい学校で新年度が始まって、気がそぞろなのは分かっていたので、私としてはやっぱりね、という感じでしたが、授業態度も最近悪いと思って注意していたので、「塾をやめるか、続けたいなら決意表明をどうぞ」ということで、反省文にあいなりました^^;

とはいえ、きっと自覚を持つまではこういうのの繰り返しなんですよねー。借り物の答えでなく、自分なりの「なぜ勉強するのか」「どんなことを中学・高校でしたいのか」の考えを深めてもらいたい

そんなことを思っていた時に、偶然、娘が借りてきた本。

2017年に105歳でお亡くなりになる数ヶ月前まで現役で、聖路加病院の名物院長・理事長を務めていらした日野原医師の著書です。お名前を知らない方でも、それまで成人病と言っていたのを「生活習慣病」と名前を変えることを提案していたのは彼だと言ったら、身近に感じられるかもしれません。

経歴だけ聞けば、さぞ、バリバリのエリートお医者さん(裕福育ち)なんだろうな…というところですが、牧師を父に持ち、大人数で慎ましく生活していた幼少期、2度の大病の経験からも、とても細やかな感性をお持ちで、本当に優しい方なんだなということが伝わってくる文章でした

「寿命とは何か」「人として最も素晴らしい時間の使い方は」といったことちょうど考えるようになる10歳。娘と私とで読めたことが幸せに感じる本でした。



よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!