見出し画像

久しぶりに読み終えるのに、すごーく時間がかかる本を読んだ『入門!論理学』

流石に毎日本を読んでいるので、大抵の本は1、2時間もあれば十分読めてしまうのですが(ちなみに、速読などはしていないです。)これは久しぶりに、少しずつ時間をかけて読んでいます。

ド・モアブルの定理でおなじみ?!いつかの数学でやった演繹法とか背理法とかそういったものを丁寧に解きほぐす本で、「縦書きで、記号ではなく文章で解説」されているためとても読みやすいのですが、似たような言葉の並びがまるで違う意味を持つので、集中していないと目がすべってしまうのです。

中学数学での証明問題は好きでも嫌いでもなかったけれど、こういう話の展開の仕方って面白いなとはおもっていましたし、ベン図は今でも物事を捉えるときにふと頭に描きます(実際に書いてみることもあります)。

とはいえ、「なんであなた(証明問題)がここ(中学数学)にいるのかな?」という違和感が少なからずありました。ひとつだけ毛色が違っていて。結局、この本を読んで改めて、証明って、扱っている題材は数学なんですが、国語なんですよね。誰しもが同じ物事を連想できる文章の骨格になるもの。

知っていることも改めて例示とともに読み直すと奥が深く、「かつ」の仲間に「しかし」があるなんて言われたら、ほーーぉとなってしまう。(AとBが矛盾してはいないが意味合いとして両立し難い場合、「AかつB」ではなく「AしかしB」というため)

本気で論理的な文章を書きたい人、

こういう話が好きな人

には、とっても刺さる本だと思います。これもまた、#娘に読ませたい本

仲間入りです。

よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!