こんなにも豊かな時間ってあるだろうか。
新年度になった。
新元号になった。
そんな今日は寒くて夕方から雪がふり、ベランダには数センチ積もった。
日が暮れるころ、娘と末っ子はベランダに出て、その雪をかきあつめ、口にいれていた。。。
そんな今日、
わたしは写真を整理していた。
子どもたちの保育の様子を撮影したものを、組ごとにふりわけて保護者のかたに回覧するために。
なんでそんなことをしているかというと、今年度は保護者会の役員をやるからなんだけど、、、そんなことはどうでもよくて、
数千枚にわたる0歳から6歳までの子どもたちの写真を眺めていると
なんとも言いようのない豊かな時間がわたしの心のなかに流れた。
写っている子はみんな知っている子だけれど
そのひとりひとりのストーリーは知らない。
だけどその写真のなかで、生き生きとしている様子が伝わってきた。
雨の日、晴れの日、雪の日。
川の中、森の中、木の上、雪の上。
笑ってたり、泣いてたり、怒っていたり、
お弁当を食べていたり、お茶を飲んでたり、お昼寝したり
ハンモックに揺られていたり、けんかをしていたり
川にじゃぶんと飛び込んでいたり。
当然我が子も写っているのだけれど
我が子ではなくても
ほんとうにすてきな姿が垣間見れて
その時間にどんな物語があったのだろうと、その場にタイムスリップして
木陰からそっとのぞいてみたいと思った。
ただ森に連れて行けばいいっていうもんじゃないからね、と
子どもたちを森に連れて行っている、この写真をとったインタープリターのごりさんは言った。
うんうん、そうだ。ほんとうに。
は〜とにかくうらやましいよ。
こんな豊かなじかんをすごせる子ども時代が。
ね。
明日は入園式。
新しい、そしてだれにとってもたいせつで愛おしいいちにちいちにちの積み重ねが始まる。
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