モロヘイヤはそのまま入れればよし。モロヘイヤとねばねばの味噌汁
定番の味噌汁もいいけれど、これも味噌汁にしたらおいしいよっていうような具材をご提案するのが好きです。春にセロリの味噌汁を紹介したところ、シャキシャキの食感と、甘くてみずみずしい薬味のような味わいが味噌にマッチして、料理教室でも評判だったので嬉しく思ったものです。
レシピを書く仕事をし始めて17年ほどになりますが、いつだって発見と驚きのあるレシピをモットーにしています。そろそろネタ切れになるかもと思うこともありますが、私もそれなりに成長をしているようで、どうにかこうにか新しいものを見つけてはレシピの形にしています。
突然の自分語りをしてしまいましたが、今回はこれを作るのに苦労したのでつい書いてしまいました。そしてはい、今回はモロヘイヤを味噌汁にしました。
モロヘイヤを細かく叩いて作るエジプトのスープもありますが、ここでは手間をかけずに葉はそのまま味噌汁に。ついでにオクラも加えてねばねば度高めの味噌汁に。ねばねば成分は、胃腸の調子を整えてくれるので、冷たいものばかり食べて調子の悪い胃を労わってくれます。
かくいう私も夏はアイスコーヒーばかり飲んでいたので、胃が常にたぷたぷ。しかも胃がシャンとしなくって食欲もいまいち出なくって…。
なのでこういった味噌汁が沁み渡る~。
ポイントはだしに味噌を溶くこと。ねばねばが溶けだした出汁は、味噌が溶けにくいのでモロヘイヤとおくらは最後に加えましょう。あとは豆腐も(形だけ)加えて、タンパク質も完備で、さあ完成です。
モロヘイヤとねばねばの味噌汁の材料
モロヘイヤとねばねばの味噌汁 作り方
1.材料の下準備をする
オクラは塩を振り、まな板の上で転がしてうぶ毛を取ったら洗い流し、輪切りにする。モロヘイヤは葉の部分だけにする。
なめこは水でぬめりを洗い流す。豆腐は2㎝幅の角切りに、みょうがは千切りにする。
2.味噌汁を仕上げる
小鍋にだし汁を沸かし、味噌を溶き入れる。弱火にしてモロヘイヤ・オクラ・なめこ・豆腐を加える。※火を強くすると沸騰してしまうので、弱火で!
一番硬い具材であるオクラに火が通ったら火を止める。目安は3分ほど。固いオクラを使った場合は、別に茹でておくといいでしょう。
3.盛り付け
器に盛り付けて、みょうがを散らして完成です。
夏を詰め込んだような一杯で、ねばねばとろりとした汁に、シャキシャキのみょうがのアクセントがいい感じになっています。
暦の上では夏は終わっているとはいえ、暑さはまだまだ現役なのでこんな味噌汁で自分を労わってみてはいかがですか。
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こちらのレシピは岡山で家づくりをされている工務店SPECIALABOさんが発行しているニュースレターに掲載させていただいたものです。
太っ腹にも公開してもいいよと許可をいただいたので、掲載しています。
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