豆乳ヨーグルトを食べ比べてみました
昨年の振り返りを。
豆腐を食べ比べてレビューを書いたり、豆腐品評会の委員だったということもあって「比べる」ことに縁のある一年でした。
どうも私は何がどう違うのかを知ること、伝えることが好きなんですね。
そういうわけでお年始早々、料理教室用のヨーグルトを物色しているときに出会ってしまいました。
何に? そう、豆乳ヨーグルトです。
豆乳ヨーグルトってなんだろう?
豆乳ヨーグルトとは、豆乳を植物性乳酸菌で発酵させて作ったヨーグルトのこと。
プレーンヨーグルトと比べると、色はベージュっぽく、酸味は控えめ。後味にはしっかりと豆乳を感じられる代物です。
今回は店頭に2つのメーカーの豆乳ヨーグルトがあったので、それぞれをレビューしてみました。
豆乳グルト プレーンタイプ400g
marusanの豆乳グルトは、紙製の容器に入っており、「国産大豆」の一文が。
地産地消大好き人間としては、ググッと惹かれるものがありました
HPを拝見してみますと、こちらのヨーグルトで使用している乳酸菌は、味噌や醤油、漬物などの植物由来のものから分離したものを使用しているとのこと。(だからこそ日本人のお腹になじんだ乳酸菌と言えるとのことです)
豆乳ヨーグルトって、はっ酵豆乳食品(生菓子)という分類されるんですね。知りませんでした(笑)
カロリーは48kcal、タンパク質4.1g、そしてイソフラボンは21mgとありますね。比較のためにブルガリアヨーグルト100g当たりの数値を明記しますが62kcal、タンパク質3.4g、カルシウム109mgです。
豆乳が食用として安定して発酵することがあり得る世界を、想像だにしていなかったので単純にすごいと思いました。
そして中はこんな感じ。
薄いベージュがかったヨーグルト。水分の分離が見られます。
ヨーグルトと比べると固めですが、かき混ぜるとトロトロと抵抗なく簡単に混ぜることができます。
そして味。酸味は少なめ。滑らかな舌触りで、しっかりとした大豆(豆乳)の味があります。やわかい胡麻豆腐みたいな固さです。
プレーンのまま味見しましたが、はちみつやジャムと混ぜて、おいしくいただくことができました。
またソーダブレッドを作るときも、ヨーグルトの替わりに使ってみましたがこれもヨーグルトのソーダブレドと同じように使えました。
marusanはパック豆乳も扱っており、中でもネイビーブルーのパッケージの200ml国産豆乳は、豆腐屋さんに豆乳を買いにに行けないとき贔屓にしている豆乳だったので、さすがの豆乳感だなと思いました。
ソイビオ豆乳ヨーグルト プレーン無糖(400g)
ポッカサッポロの豆乳ヨーグルトは、プラスチック容器入りのプレーンヨーグルトです。このヨーグルト「なめらかなおいしさ」の表記が気になりませんか?
そう、このヨーグルトはなめらかなんですよ!! そして豆乳っぽさが控えめ。ヨーグルトに近いと言えば、近いかもしれないと思いました。
こっちはエネルギー49kcal、タンパク質3.9g、イソフラボン9mgですね。同じ豆乳ヨーグルトではありますが、marusanと比べるとイソフラボン量が倍近く違うので、少し驚きました。
HPを拝見しましたが、豆乳をおいしさ丁寧搾り製法というもので作られているそうです。
ちなみに「おいしさ丁寧搾り」を簡単に説明すると、高温で大豆を浸漬したものを丁寧に細切して小さな粒にしてから絞ったそうです。
ちなみに普通は水で大豆を浸漬して、ミキサーで磨砕しますので、それと比べたら、丁寧搾りだということなのでしょうね。(実際なめらかだし)
そして実食。
水分の分離は少なめ。こっちはやわらかめで、なめらか。大豆の風味は控えめで、酸味は少なめ。豆乳が苦手だったら、こっちのヨーグルトの方が食べやすいのではないかと思いました。
食べ比べてみての感想
最初に断っておきますが、どっちがいいというようなことを決めたいわけではなく、違いを比べてみたかっただけです。
それを踏まえての感想ですが、ヨーグルトを普段食べていた方が、豆乳ヨーグルトを食べるメリットは「イソフラボン」を手軽に摂れることなのかな、と思います。
なので、そういう方にはmarusanの豆乳グルトがいいだろうな、と。ちなみに私は料理教室ではこっちを使おうと思いました。
だけど、食べやすさを追求するのであればソイビオ豆乳ヨーグルトの方がいいなと思いました。
そういうわけで、プレーンの豆乳ヨーグルトを選ぶ参考になったのなら幸いです。また、何か比較したいと思いますので今後ともよろしくお願いします。
野菜と豆腐の料理家 豆腐をきっかけに知っていただけたらありがたいかぎりです。