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今夜勝ちたい格ゲー用語

ド身内サーバーで不定期に書き込んでいる格ゲー用語解説が結構溜まってきたのでnoteに投稿します。
ネタで書いているため、読んで強くなることはありません(断言)。
対戦よろしくお願いします。

【確定反撃/反撃確定】
主に攻撃をガードした際、こちらのガード後の硬直と相手の技後の硬直の時間差によって、こちらの特定の技が必ずヒットすること、あるいはその技を指す。
例えば、ガード後こちらが6フレーム先に動ける場合、発生6フレームまでの攻撃が確定反撃となる。
略称は確定、確反、反確、また「確ってる」という活用もある。
確反と反確は厳密には意味合いが違うらしいが、そこをつつくと煙たがられるので覚えない方がいい。
また、フレーム上は間に合っているが、ガード後に距離が離れるため確定を取れない技も存在し、古くから格ゲーマーに「今夜勝てる技」として親しまれている。

【小足(こあし)/中足(ちゅうあし)/大足(だいあし)】
小足払い、中足払い、大足払いの略。 足払いとはしゃがみ状態から出すキックのこと。
つまり
・小足=しゃがみ弱キック
・中足=しゃがみ中キック
・大足=しゃがみ強キック
を指す。
現代においては立ち状態のキックも「立ち○足」と呼ぶプレイヤーが増えた。
これは厳密には誤用だが、そこをつつくと厄介おじ認定されるのであいまいさを許容するのは大事。
ナチュラルに「小中大」=「弱中強」の認識が共有されているものとして話が進んでいるが、そういうあいまいさも許容して欲しい。
ちなみに弱パンチのことを「小パン(こぱん)/小パ(こぱ)」と呼ぶが、こちらは立ち/しゃがみ両方に使える。
俺たちは雰囲気で用語を使っている。

【対空】
相手のジャンプ(ジャンプ攻撃)にこちらの技を嚙み合わせ迎撃すること。
代表的な技が昇龍拳(略称は昇龍)。
発生から一定時間ジャンプ攻撃に対して無敵になるため、入力さえ出来れば安定した対空が可能。
同様の性質を持った必殺技はまとめて「昇龍」「昇龍系」と呼ばれる。
拳だろうが蹴りだろうが武器を使っていようがコマンドが異なろうが昇龍 (詳しくは【昇龍拳】の項目を参照のこと)。
ただし、溜めコマンドの対空技は「昇龍」とは呼ばれない。
昇竜拳以外に、しゃがみ強Pなど上方に繰り出す通常技も対空として使用される。
ワンボタンで出るとはいえ基本的には無敵がなくタイミングがシビアだが、技によってはコンボ移行が可能でダメージが多く取れるためリターン重視でこちらを狙う場合もある。
ちなみに、相手のジャンプに合わせてこちらもジャンプ攻撃で迎撃することを【対空】と区別し【空対空】と呼ぶが、なぜか地上から出す対空を【地対空】とは呼ばない。

【安い】
相手に与えるダメージが低いこと。
単発技やコンボを評価する際に使う。
昇龍拳をガードした際に、本来なら垂直ジャンプ攻撃から致命的なダメージを与えられたにも関わらず、手元がわちゃついて威力の低い投げを選択した場合、対面の相手から「やっっっす!」と煽られる。
先にミスったのは相手の方なのに。
最近では安い行動を繰り返してしまうことを【ドン・キホーテ】と呼んだり呼ばなかったりする。
ちなみに、「激安の殿堂」はドン・キホーテのかつてのキャッチコピーであり、現在は「驚安の殿堂」が使われている。 

【昇龍拳】
身体を捻りながら上昇し、相手にアッパーカットを叩きこむ必殺技。
基本的には623+P(※)のコマンドが割り当てられる。
代表的な使い手はリュウ、ケン。
二人の師匠に当たる剛拳(ゴウケン)は昇龍拳を「禁じ手」としてやむを得ない場面を除き使用しない。
対戦ではコンボの締めや飛び込んでくる相手を迎撃する【対空】の用途で使われる。
特に中Pボタンを使用して出す昇龍拳、通称「中昇龍」はジャンプ攻撃に対して長い無敵時間(いわゆる対空無敵)があることが多く、対空技として非常に優秀。
ただし、飛び上がるモーションのためガードされると長い隙を晒すことになり手痛い反撃を受ける。
多用は禁物。
この技をベースに無数の対空技が開発され、それらは「昇龍」や「昇龍拳系」としてまとめられる。
キャラが飛び上がらなかろうがガードからプラスを取ろうが昇龍。
ちなみに、ストリートファイター5に登場したさくらの「咲桜拳」も同様のモーションを取るが、実は対空無敵が存在しない。
モーションが似ているからといって全てを「昇龍」と同じ用途で使えるわけではない。

【政治】
キャラクターの性能を恣意的に誇張して評価すること。
自キャラは他キャラに対して実際より不利、他キャラは自キャラに対して実際より有利かのように評価する。
また、相性とは無関係に「このキャラのここがおかしい」「この技は壊れてる」と特定のキャラクターや技があたかも調整不足であるかのような印象を他者に植え付けようとする場合もある。
かつてはほとんどが身内ノリのネタだったが、近年では格闘ゲーム人口が増えアップデートによるバランス調整も度々おこなわれるようになり、ユーザーからの評価が洒落では済まないほど重要になってきたため、過度な政治活動による世論の操作に警鐘を鳴らす者も少なくない。
日本の著名な政治家:根本なおき (Saishunkan Sol 熊本 所属) 

【一生】
「数秒」あるいは「数回」を指す言葉。
1フレーム=1/60秒を単位に生きている格ゲーマーにとって、3フレーム以上続く出来事は永遠にも等しい。
数秒しゃがみガードを続ければ「コイツ一生しゃがんでる!」
数回無敵技を撃てば「コイツ一生昇龍こすってる!」
他人の一生を安易に決めてかかるのは格ゲーマーの習性。
あるいはそれは、ラウンドコールからものの数分でどちらかの命が散る「e-殺し合い」の世界に生きる彼らは、誰よりも人の命の儚さを知っているからかもしれない。

【リバーサル】
ガードやダウンなどの硬直が解けた瞬間に(ガード、ダウン側が)行動すること。
略称は【リバサ】
特に起き上がり時に相手の起き攻めにめがけて放つ無敵技は「リバサ昇龍」と呼ばれ、古くから格ゲーマーに親しまれ、また一方では忌み嫌われてきた。
読みを外せば反撃のリスクはあるものの通れば相応のリターンがあるため、防御手段として持っておきたい。
ただし、あまりにも汚いリバサを繰り返すと、かつては灰皿が、現代ではファンメールがリバサで飛んでくる可能性も否定できないため、多用するには胆力が必要。

以上。
また溜まったら投稿します。


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