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江戸小噺も〇で終わる日本語です。

一分線香即席噺 短いですが、最後のオチに必ず〇を付けます。

「お姉さん 粋だね~」

   「かえりです。」

「鳩が何か落としたよ」

   「ふ~ん。」

心に嬉しい俵万智さんの一首は・・・

「優しさにひとつ気がつく ×でなく〇で必ず終わる日本語」

いいですね~♪

昨日は午前中、キムチ作りを習ってるんるん気分のまま

午後は訪問ボランティアでした。

江戸小噺の1時間交流の中では、お客様みんなの音読タイムがあり、

その一番後列に車いすの父親に寄り添っていた娘さんがいました。

「お二人で、小噺を読んでみませんか?」と声をかけると

ずっと無表情で無言だったお父さんは、目の手術をしたばかりでよく見えるようになったそうで、

父「て~へんだ~て~へんだ~。」

娘「おい、どうしたんでい。」

父「泥棒を追っかけているんだよ。」

娘「泥棒?どこにいるんだよ。」

父「あとから来るよ。」

最幸の親子のやり取り。終了後、娘さんはわざわざお礼を言いに

私たちの所へ来てくれました。

江戸小噺もすべては〇で必ず終わる日本語です。!(^^)!

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