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香水マニアの聖地がここに。大人のおもちゃがたまらない

香水を付けているひとは数知れず、香水の中でもニッチフレグランスの類に恋をしているひとはさほど多くない。私たちは香りはもちろんのこと、そのフレグランスが生まれた所以や時代背景、その香料の希少性や蒸留方法すべてを総合して恋におちるのだ。

まぁ香りの背景までならまだしも、蒸留方法まで話し出すとなると途端に恥ずかしくなるぐらい引かれてしまう事も多い。にこにこされながら興味がないんだろうなぁと思ったらこっそり引き下がってしまうほど、ニッチな領域であることに異論はない。
だからこそ、語りたい、この思いを分かち合いたいと思っている香水マニアの聖地が大阪にもありました。


「NOSE SHOP」
その名もご自身の嗅覚こそを頼りに好きな香りに辿り着いて欲しいという、なんともストレートでそもそもなお名前。
かと言って、単にちょっとおしゃれだから働いてみました〜なスタッフが全くおらず、半端ない知識量と誠実できちんと話を聞いてくれるところが本当に素晴らしい。こちらの言葉にならない説明を丁寧に言葉に変換してくれるのは、本当にありがたい。

入って初めにご紹介いただいたのが、「ニコライ」のフィグティー。その名の通り無花果やフルーツティーのような、フレッシュでやや甘みのある可憐な香り。「ニコライ」と言えば、あの「ミツコ」や「シャリマー」で有名な「ゲラン」の家系、パトリシア・ド・ニコライが調香されています。
そうね、ゲランっぽいというか、瑞々しいのにパウダリックで優しい香り。

「香水好きになるとゲランって一度は通る道ですよねー」なんて話が出来る喜びを噛み締めながら店内をくるりと一周。
ついてくださったお兄さんは優しい口調で、付かず離れず私が振り向くと「それは…」と説明を始めてくださるというなんとも至れり尽くせりな状況。もう、こんなの有料級だと思います。


今回は連れを待たせていたのと、とりあえずお店に行ってみたかった、という事もあり大人しくガチャだけ引いて帰ろうかしら。
そう、香水なのにガチャガチャがあるのです。なんてこった。

入っているのはサンプルの1〜2㍉程度の香水。ただ、セレクトされているのはひと瓶買えば数万にもなる高級品ばかり。肌に付けてからしか本領を発揮してくれない香水たちをこうやって持って帰って試すことが出来るのは本当にありがたい。

1回700円という破格なので、今回は2回。ガチャガチャを回すだなんて、いつぶりでしょうか…ちょっとこそばゆいけれど、ちょっと嬉しい。

グレー アイデア アイキャッチ インスタグラムの投稿 (7)

ガチャガチャを回して出たのはなんと!おにいさんが初めに紹介してくれた「ニコライ」のフィグティー!
もしかしたらニコライ押しだったのかもしれませんが、そんなことはどうでもよくてなんだか奇跡のように感じてしまうから不思議。ちょっと興奮してしまったわ。

おそらく香水ショップって、買うことを決めてから行かないと…と思っていらっしゃる方が多いような気がいたしますが、そんなことはありません。香水は肌に乗せて、肌に乗るからこそ香る香りがあるのです。
そろそろ香水欲しいなーと漠然と思っていらっしゃるのなら、NOSE SHOPという手がありますよ。

NOSE SHOP 大阪
530-0011 大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館1F
営業時間:11:00〜20:00



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