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♯エディマート読書部の記事まとめ

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エディマート読書部の記事に関する記事をまとめています!
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記事一覧

書評『THE やんごとなき雑談』/雑談の醍醐味を知る

こんにちは。エディマートの恒川です。 第4回となる『エディマート読書部』ブックレビュー。今回は、俳優・中村倫也さんのエッセイ集『THE やんごとなき雑談』をご紹介します。 突然ですが、みなさんは雑談って好きですか? 家族や友人、仕事仲間、取引先など、人とコミュニケーションをとっていると、ふとした瞬間に無言の時間が気になり、「何か話さなければ…!」と焦ったりした経験はありませんか? こんなとき、何か鉄板ネタや盛り上がる雑学なんかを蓄えておくと会話が楽しいだろうな…といつも

[書評]感情をもたない少年が見る世界。韓国文学入門のすすめ

こんにちは。エディマートの恒川です。 音楽にドラマ、映画、グルメ、美容…。昨今、あらゆる分野でトレンドの中心にいる韓国。かくいう私も、エディマートきっての韓国好きです。 国内を席巻するブームの勢いはすさまじく、K-POPや韓流ドラマに続けと言わんばかりに、この数年で「韓国文学」=「K文学」にも注目が集まり、日本語で読める翻訳書籍が増えてきました。 そこで今回お届けする『エディマート読書部』のブックレビューは、ソン・ウォンピョン著『アーモンド』です。2017年に発表される

[書評]疲れているあなたに届けたい、『休養学』から学ぶ新しい“休み方”

こんにちは。エディマートの水野です。 梅雨入りしたと思ったのも束の間、もうすでに暑い日が続いていますね。かくいう私も外に出て歩くだけで汗が止まらず、ヘトヘトになりながら毎日を過ごしています。暑いだけでもしんどいのに、日々仕事や勉強をしているとなると、そりゃあもう”疲れ”を感じざるを得ないでしょう。 今回お届けする『エディマート読書部』のブックレビューは、「あなたを疲れから救う」という副題が付く『休養学』という一冊。その名の通り、“休むこと”の重要性を科学的な根拠にもとづき

[書評]梅雨の不快感は“呼吸”でのりきる。息を吐いて吸うだけ

こんにちは。エディマートの堀田です。 今年も梅雨入りして不安定な天気が続く毎日で、ジメジメ、ベタベタと、何もしていなくても不快に感じてしまう季節になりましたね。 体は暑さや湿気に悩まされても、心は清々しさを保っておきたいもの。 そこで今回の『エディマート読書部』のブックレビューは、 気持ちのよい時間をつくる『呼吸の本』をご紹介したいと思います。 本書は詩人の谷川俊太郎さんと呼吸家の加藤俊朗さんによる共著。谷川さんが質問し、加藤さんが答える形式をとっています。 生きるため

[書評]雨の休日は読書のチャンス。家が愛おしくなる一冊を

こんにちは。エディマートの須崎です。 4月にスタートした『エディマート読書部』のブックレビューは、部員が週替わりに投稿し始めて、2週目のターンがまわってきました。 今週末には全国で続々と梅雨入りする模様ですね。雨の休日はどうしても外にでかけるのが面倒になりますが、おうち時間が長くなるので読書チャンスの到来です! そこで今回は、『家が好きな人』という本をご紹介します。 イラストレーターの井田千秋さんによるオールカラーコミック&イラスト集で、『このマンガがすごい!2024』オ

書評『食堂かたつむり』/心満たされる思い出の味

こんにちは。エディマートの森永です。 4月からスタートし、今回で5回目となる『エディマート読書部』のブックレビュー。あっという間に5月も最終日を迎えます。 毎日が新年度の始まりのようにフレッシュな気持ちで過ごせたら良いのですが、頑張りすぎてちょっと疲れてきたかも……と失速気味の方もいるのではないでしょうか。 入社から4年が経ち社会人生活にも慣れてきて、私は息抜きの時間をより大切にするようになりました。そんな私の息抜きは、「料理」と「おいしいものを食べること」。料理をして

書評『超現代語訳 幕末物語』/線で歴史を学び直す!

こんにちは。エディマートの水野です。 今回お届けする『エディマート読書部』のブックレビューは、『笑えて泣けてするする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』。タイトルから連想できる通り、歴史本の紹介になります! 大人になると、「学生時代にもっと勉強しておけばよかった!」なんて思うことありますよね。かくいう私もそういった経験は数え切れないほどあり、とくに日本史については、歴史上の出来事を題材にした作品にふれたり、歴史的な建造物や名所に訪れたりするたび、「もっと日本史に詳しかったら、

書評『本の顔』/知られざる”装丁”の世界へ

こんにちは。エディマートの堀田です。 『エディマート読書部』のブックレビューをお届けします。 今回ご紹介する本は『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』。 新生活がはじまり、「今年は本をたくさん読もう!」と本屋さんへ足を運ぶ方も多いのではないでしょうか?ずらっと並ぶ本棚を眺め、なんとなく表紙に惹かれて手を伸ばしてみる…。そんな出合いを演出する本の顔、いわゆる”装丁”について書かれているのが今回ご紹介するこの本です。 本書では日本を代表する本の装丁家、坂川栄治さんが

書評『電車のなかで本を読む』/本を読むことの意味を考える

みなさんこんにちは。エディマートの須崎です。 このたび新たにシリーズ企画をスタートします。その名も『エディマート読書部』!本企画では、エディマートの編集者たちが普段読んでいる本や最近読んだ本をレビューする書評記事をメインに、本にまつわるインタビューや座談会などの企画も実施予定です。 さて、記念すべき初回。ご紹介する本は『電車のなかで本を読む』です。 電車に乗っているとき、みなさんは何をしますか?気づいたらスマホばかり見てしまう…という方も多いのでは?私自身もそのひとり。「

エディマート読書部の活動を始めます!

こんにちは。エディマートの水野です。 このたび、『エディマート読書部』として、エディnoteで新しい企画記事を発信することになりました。 今回の記事では、エディマート読書部立ち上げの経緯や、どんなコンテンツを発信していく予定なのかをご紹介したいと思います。 1.エディマート読書部立ち上げのきっかけ エディマートでは2年ほど前にnoteを開設し、さまざまな記事を発信してきました。中でも「5人の本」と題し、エディマートのスタッフがおすすめの本を紹介する企画は、社内外問わず多